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資料1-2

「医学教育モデル・コア・カリキュラム」改訂案(腫瘍)

腫瘍−たたき台(案)
一般目標:
腫瘍の病理・病態、発生原因・疫学・予防、症候、診断・治療と診療の基本的事項を学ぶ。

【病理・病態】
到達目標:
1) 腫瘍の定義を説明できる。
2) 組織の再生と修復や肥大、増生、化生、異形成と退形成を説明できる。(注)
3) 良性腫瘍と悪性腫瘍の違いを説明できる。(注)
4) 上皮性腫瘍と非上皮性腫瘍の違いを説明できる。(注)
5) 腫瘍細胞の異型性と多型性を説明できる。(注)
6) 腫瘍と染色体異常の関係を概説できる。
7) 局所における腫瘍の増殖、局所浸潤と転移を説明できる。(注)

【発生原因・疫学・予防】
到達目標:
1) 腫瘍発生に関わる遺伝的要因と外的因子を概説できる。(注)
2) 癌遺伝子と癌抑制遺伝子を概説できる。(注)
3) 悪性腫瘍の疫学を概説できる。
4) 悪性腫瘍の予防を概説できる。

【症候】
(【ショック】【発熱】【けいれん】【意識障害・失神】【脱水】【全身倦怠感】【肥満・やせ】【黄疸】【発疹】【貧血】【リンパ節腫脹】【浮腫】【胸水】【胸痛】【呼吸困難】【咳・痰】【血痰・喀血】【めまい】【頭痛】【運動麻痺・筋力低下】【腹痛】【悪心・嘔吐】【嚥下困難・障害】【食思(欲)不振】【便秘・下痢】【吐血・下血】【腹部膨隆(腹水を含む)・腫瘤】【血尿】【尿量・排尿の異常】【月経異常】【腰背部痛】はE1参照)

【診断】
到達目標:
1) 腫瘍の細胞診と組織診を説明できる。
2) 腫瘍の画像診断を概説できる。
3) 腫瘍の遺伝子診断を概説できる。
4) 腫瘍マーカーの意義を説明できる。
5) 悪性腫瘍の病期分類を概説できる。
6) 悪性腫瘍の予後因子を概説できる。

【治療】
到達目標:
1) 腫瘍の手術療法を概説できる。
2) 腫瘍の放射線療法を概説できる。
3) 腫瘍の化学療法を概説できる。
4) 腫瘍の生物学的療法を概説できる。
5) 腫瘍における支持療法を概説できる。
6) 腫瘍における緩和療法を概説できる。

【診療の基本的事項】
到達目標:
1) 腫瘍の診療におけるチーム医療を概説できる。
2) 腫瘍の診療における生命倫理(バイオエシックス)を概説できる。

以上

●挿入案
「腫瘍」を現コアカリDの(1)と(2)の間に入れる。
(1) 感染症
(2) 腫瘍
(3) 免疫・アレルギー疾患
…以下、順次繰り下げ

●削除案
上記の新規項目「腫瘍」の追加により、
現コアカリ9〜10ページの以下の項目を削除する。
「B 医学一般」の
「3 原因と病態」の
(6)腫瘍
なお、現コアカリの「腫瘍」にある7項目(注)は上記改訂項目へ移動


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