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資料7
「医学教育の改善・充実に関する
調査研究協力者会議(第4回)
平成17年10月4日

新医師臨床研修の実施状況調査結果の概要


1. 調査対象
   国公私立大学(医学部)附属病院のうち、単独型又は管理型臨床研修病院相当病院として研修医を受け入れている大学病院(国立42、公立9、私立51 計102)

2. 調査時期 平成16年6月〜7月

3. 調査結果概要
 
(1)研修プログラム
  プライマリケアの基本的な診療能力育成に留意した見直しを実施した病院(約9割 94病院)
(2)研修医数
  6,343人の募集に対し、4,060人を採用(充足率約6割)、そのうち2,851人(約7割)は自大学医学部卒業生
(3)研修医の処遇
  新制度の研修医に対するアルバイトを禁止している病院(全102病院原則禁止)
(4)指導体制
  各診療科における指導体制の充実を図った病院(約8割 84病院)
(5)安全管理
  研修医に対する安全管理に関する事前教育等を実施した病院(全102病院)
年度途中採用の指導医に対する安全管理教育を実施した病院(約6割 62病院)
(6)研修実施体制
  研修プログラムの管理・研修医の人事管理等を行う卒後臨床研修センター等を設置している病院(約9割 89病院)
(7)その他
  臨床研修終了後、後期研修プログラムを開始し、専門医養成を行う病院(約7割 72病院)


4. 特色のある取組例
  ・ 2年間の研修終了後の進路についても、研修管理委員会を中心に臨床研修病院群の連携体制の下、支援を行い専門分野への橋渡しを行う。

・ 保健所・地域病院・診療所との幅広い連携により、地域診療研修が充実。
毎月、共通コースとして病院群に属する研修医のための臨床病理検討会(CPC)及び臨床カンファレンスを行い、病院群内の連携を深める。

・ 地域での研修中も専門家が集う大学病院へのコンサルトが可能となるメンタルヘルスサポーター設置による研修医の支援と相談体制の充実。

・ プログラム作成者(カリキュラム委員会)と研修医の双方向性の話し合いにより研修医の意見を取り入れつつ常に改善・進化するプログラムを作成。

・ 1〜3次の救急患者に対応させるため、当直を各科当直(病棟患者中心)とプライマリ・ケア当直(救急外来患者中心)の2体制に整えて救急部門の研修を充実

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