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資料 6
国際的な大学の質保証作業部会
国際システムWG報告

大学の質保証に係る国際的な情報ネットワークの必要性について

(基本的スタンス)
これからの留学生交流の更なる活発化、日本国内外における大学の国際展開及び、日本国内における学生流動化(転・編入学、進学、短期留学、社会人入学)を支えるためにも、大学に関する情報の整備が必要。なお、これらの情報は、ディプロマ・ミルからの被害回避にも有用。

各国の大学等の認可に関する情報や、評価機関等及び個々の大学が提供する情報とを組み合わせることによって、情報利用者が、大学について判断できる仕組みを構築することが必要。

また、情報を社会に提供することによって、大学が社会から評価を受け必要な改善を図ることにより、大学の質の向上にも資する。教育研究活動や財務関係の状況、認証評価機関による評価結果などを積極的に提供することについては、大学が社会の信頼・支持を得るために不可欠。
   ( ←「大学の質の保証に係る新たなシステムの構築について」(H14.8中央教育審議会答申)等でも指摘 )

例:現状)
       インターネットによる大学HPで大学紹介をしている636大学のうち、
自己点検・評価情報を開示している大学は、49大学。
(「大学における教育内容等の改革状況について」(H13年度))

但し、途上国も含め、情報整備に当たって各国が負う負担をできるだけ軽減するために、まずは大学の国際的な展開を促進に最低限必要な情報に精査すべき。

既存の情報をできるだけ活用し、また利用者の利便性を踏まえた上で、「質の保証」という観点から、利用者が情報を入手できる実効性のある情報ネットワークの整備が必要。

単独の機関が管理するデータベース方式ではなく、情報提供機関を結ぶポータル・サイト形式が有効ではないか。




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