資料3 |
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教員の能力向上のための組織的取り組みを促進する 卒前の臨地教育を充実させるためには、教員が十分な看護実践能力を持ち、それを臨地で学生に指導し評価できる人材でなくてはならない。教員の看護実践能力、教育・評価能力を向上させるために、ファカルティディベロップメントの企画や、教員が臨地で看護実践を行いながら自己研鑽を継続できる体制づくりなど、組織的な取り組みを促進する。 |
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臨地の医療スタッフや看護サービスの利用者への説明と協力獲得に努める 看護実践能力育成は、看護実践の場で行われる実習と実践の場における学生の能力評価が重要な意味を持つ。医療が行われているその場で、学生が学び評価を受けることは、そこにいる医療スタッフや看護サービス利用者の、学生の教育に対する深い理解と自発的な協力の上に成立する。看護系大学は、学士課程における看護学教育が何をめざしどのような教育を行っているのかを説明し、看護学教育への参加を得る努力を積み重ねていかなければならない。 |
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看護生涯学習や大学院教育との連動の観点から学士課程における看護学教育の検討を継続する 本検討会でまとめられた学士課程での到達目標は、看護生涯学習の体系化や高等教育全体における学士課程の役割の観点から、常に見直されていくものである。 専門職大学院助産専攻が開設し、資格取得の門戸が拡大したこともあり、三職種の資格取得にかかる教育の一部を学士課程以降に行う方法が模索されている。これらの動向も視野に入れながら、資格取得にかかる専門職業人育成と学士課程の在り方を引き続き検討していく。 |
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看護学教育における教養教育の在り方を検討する 本検討会において、看護系学士課程における教養教育の意義と充実のための課題が確認された。今後は、学士課程における看護職育成の基盤として、教養教育の内容や教育方法、履修方法に関する議論を活発化していく必要がある。 |
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大学間共通の評価方法導入について検討する 到達度評価については、各大学がカリキュラム改革と平行して評価方法を構築することが、当面の課題である。今後、各大学において独自の評価方法が確立された段階では、より信頼性の高い社会に対する学生の質保証を追求する観点から、大学間で共通の評価方法を用いることの是非や制度の在り方に関する議論を行う。 |