到達目標(案) |
ワークショップで出された修正案 |
項目の過不足、その他 |
1 |
人の尊厳の重視と人権の擁護を基本に据えた援助行動 |
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・「倫理的な判断に基づいた行動選択」を追加
・「個別な人間の理解と多様な価値観を理解する」を追加
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個別な価値観・信条や生活背景・文化的背景を持つ人の理解 |
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擁護まで求めるか? |
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その人の意思を尊重した倫理的判断と行動 |
4) |
個人情報の適切な取り扱い、プライバシーの保護 |
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利用者の意思決定過程への支援 |
・「利用者の自己決定の支持、利用者の発言の支持」を追加 |
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2) |
利用者の意思決定と思い・考えの共有、意思表明への援助 |
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利用者の意思決定と思い・考えの共有、意思表出への援助 |
3) |
利用者の意思決定内容の関係者への伝達、利用者に代って発言 |
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3 |
多様な年代・立場の人との効果的なコミュニケーション |
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援助的人間関係形成の方法 |
・「共感的コミュニケーション」を追加 |
1) |
自己の人間関係形成の傾向の自覚、ケアに必要な他者との意思疎通 |
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利用者の思い・考えなど意思の的確な把握 |
3) |
利用者に応じた意思疎通の方法を用いた、援助関係の確立 |
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……、援助関係の形成に向けた努力 利用者のコミュニケーション能力に応じた方法を用いた援助関係の確立 |
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4 |
人の成長発達段階・健康レベルの看護アセスメント |
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個人と家族の成長発達段階・健康状態の看護アセスメント |
・「病状の悪化および回復の適切な判断」を追加
・「識別」と「把握、判断」の違いが不明確 |
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健康の理解と身体内部に起きている変化の識別 |
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3) |
日常生活、環境、健康状態の把握、相互関連性などの分析と判断 |
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日常生活、社会的要因、環境、健康状態の把握、相互関連性などの…… |
4) |
成長発達段階に応じた健康問題と生活の現状把握と判断 |
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成長発達段階に応じた健康課題と生活の…… 個人及び家族の成長発達段階に応じた健康問題と生活の…… |
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集団・地域の健康問題のアセスメント,生活集団の健康状態の……
生活集団の健康問題の明確化,地域住民の健康ニーズの…… |
・「日常生活、環境、健康状態の把握、相互関連性などの分析と判断」を追加
・5)を削除 |
1) |
地域を基盤にした人々(成長発達段階別・家族周期別)の健康生活支援課題の把握 |
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地域で生活する人々の健康ニーズの把握 |
2) |
地域対応の必要な健康障害・疾病別動向の把握と予測 |
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地域対応の必要な健康ニーズの把握と予測 |
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4) |
労働環境、作業特性による事故や健康問題の把握と予測 |
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5) |
老人施設・福祉施設等入所者特性に応じた事故や健康問題の把握と予測 |
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老人施設・福祉施設等利用者特性に応じた…… 医療施設・福祉施設等利用者特性に応じた…… |
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理論的根拠に基づいた看護の計画・実施・評価 論理的思考に基づいた看護の判断・計画・実施・評価 |
・「実施した看護の評価」を追加
・「利用者のニーズにあったケア評価」を追加
・「看護過程の評価」を追加
・4)を削除
・2)と3)を併せる |
1) |
看護過程を展開するために必要な情報の収集・分析と健康問題の判断 |
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看護を実践するために必要な…… |
2) |
上記から、看護上の問題として解決するための方策の提示 |
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……、看護上の問題として解決するための方策の提示、協議、共有
……、看護上の問題として解決するための目標の提示
看護上の問題として解決するための計画の立案 |
3) |
問題解決のための方法の選択、直接的看護方法・相談・教育の実施 |
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問題解決のための方法の選択、実施 |
4) |
人の尊厳の重視・人権の擁護・プライバシー保護を全看護過程を通した実践 |
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……プライバシー保護を考慮した実践
……プライバシー保護を看護の全過程を通して実践 |
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看護の基本技術の適確な実施,看護の基本技術の的確な実施
看護の基本的技術の根拠に基づいた的確な実施 |
・「技術施行過程における安楽性の認識と実行」を追加
・4)と5)を併せる
・7)と8)を併せる
・9)を削除
・他に比べて項目のあげ方が細かい |
1) |
各基本技術に関する目的・必要性の認識、正確な方法の熟知 |
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2) |
当該技術施行の利用者にとっての意義と方法の事前説明、了解の確保 |
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当該技術施行の利用者にとっての意義と方法の説明、了解の確認 |
3) |
基本技術の準備・施行・後始末の各段階を基本的な原則に基づいて実践 |
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……基本的な原則(安全・安楽を含む)に基づいて実践 |
4) |
利用者の個別性(年齢・性別、病状、習慣・嗜好、心理状態)に応じた方法を選択、実践 |
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5) |
技術施行過程を通して、利用者の状態・反応を調べて判断し、実施方法を調整 |
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実施過程を通して、利用者の状態・反応を観察、判断し実施方法を調整 |
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実施した成果・影響を利用者の評価も含めて客観的に評価 |
7) |
技術施行過程における危険性(リスク)を確実に認識 |
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実施過程における危険性(リスク)を確実に認識 |
8) |
上記リスクなどへの安全確保対策を準備し、実行 |
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9) |
施行に伴うプライバシーの保護を利用者に説明し、確実に実行 |
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……利用者に説明し、個人の意向を尊重し実行 |
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8 |
成長発達並びに健康問題への援助課題の判断と支援 |
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成長発達並びに健康課題の判断と支援 個人と家族の成長発達と健康課題への支援
家族の発達における健康課題の判断と支援,健康課題への支援 |
・1)〜3)を併せて「成長発達各期の健康課題に応じた看護援助と家族ケア支援」とする
・8〜13に以下を追加
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1) |
健康レベル(critical, chronic, rehab, dying)、成長発達、対象特性に応じた看護の提供 |
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2) |
個人、家族、集団、地域を対象とした援助方法 |
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3) |
社会のニーズに対応した看護の提供 |
・4-4)と重複している
・5)と6)を併せて「利用者の問題意識に応じた健康学習と資源活用の支援」 |
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妊娠・分娩・産褥期にある母子と家族の健康課題の判断と支援 |
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育児及び家族計画・不妊に関する健康課題の判断と支援 |
3) |
成長発達各期の健康課題(遺伝上の問題、障害児問題、思春期・高齢期特有の問題を含む)に応じた看護援助 |
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成長発達各期の健康課題の判断と支援 |
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家族生活危機への健康課題の判断と支援 |
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7) |
成長発達各期にある人の治療・回復過程中の看護援助と家族ケア支援 |
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生命の危機的状況にある人への看護介入 急性期にある人への看護 |
・「周手術期の看護」を追加
・「侵襲性の高い治療・検査を受ける人への看護」を追加
・「苦痛の緩和」「合併症の予測と予防」「回復過程に応じた生活援助」「生命活動のモニタリング」「利用者への適確な状況説明と安心できる環境の提供」「危機状態の判断と危機介入」「正常機能維持、回復への支援」「ボディイメージ変容への支援」を追加 |
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身体的・精神的危機状態の判断
生命の危機状態の判断と一次救命処置 |
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利用者の状態に対応した救命救急処置
侵襲的治療過程にある人の理解と支援
「事故の性質」の意味がわからない |
3) |
当事者への適確な状況説明と安心できる環境の提供 |
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利用者への適確な状況説明と安心できる環境の提供 |
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終末期にある人への看護 |
・支援・援助・介入の定義づけが必要
・4)と5)を併せて「家族への支援」 |
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2) |
終末期における自己実現(希望の実現)への援助 |
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終末期におけるQOL向上への支援 |
3) |
終末期にある人の成長発達各期の課題を踏まえた看護援助 |
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・・障害者論、リハビリテーション論を追加
・「ADL拡大への支援」を追加
・1)と2)を併せて「成長発達各期の課題、生活や考え方に即した支援」
・3)と4)と5)を併せて「疾病・健康問題ならびに病状の変化に対応したセルフケア確立に向けての学習支援」
・8)は15に入るのでは |
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生活や考え方に即した支援,生活や考え方に即した援助 |
3) |
疾病・健康問題に応じたセルフケア確立に向けての学習支授 |
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健康問題に応じたセルフケア確立に向けての学習支援 |
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医学的管理と受診への支援と訪問看護の理解 |
5) |
病状並びに治療の変化に対応したセルフケアヘの学習支援 |
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家族への支援,家族介護者への支援 |
7) |
療養生活に関わる保健医療福祉制度とサービスの活用支援 |
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保健医療福祉サービスの利用支援 |
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療養生活サポート資源とシステム開発の必要性の理解
療養生活サポート資源およびシステムの開発の理解 生活の再構築への支援 |
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12 |
疾病の予防と健康の保持推進に向けての健康支援 |
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地域・集団における疾病の予防と健康の保持増進に向けての支援
健康の保持増進に向けての支援,疾病の予防と健康の支援
(12と13を併せて) 地域住民のヘルスプロモーションおよびヘルスケアに対する支援 |
・3)を削除
・5)を削除
・4)と5)は併せて
・全体的に一貫性がない
・2)と3)の違いが不明確
・13と併せ、3)以降に「感染予防活動と学習支援」「災害発生時の初期対応に関する健康学習支援」「地域住民の自助活動の支援」を追加 |
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地域,集団の特性に対応した健康環境づくりの必要性の理解 |
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ライフサイクル別の健康づくりへの支援
ライフサイクル別の支援(健康診断・健康診査・健康教育・健康相談・家庭訪問など) |
3) |
健康診断の事後指導としてのセルフケア学習支援 |
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健康診断後のセルフケア学習支援
健康診断・健康診査の事後指導としてのセルフケア学習支援 健康相談と健康学習支援,セルフケアをめざす健康学習支援 |
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システムの活用による疾病予防活動 |
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疾病予防への啓発と学習支援
感染予防への啓発と学習支援 |
6) |
災害・生活における事故の予防と初期対応に関する健康学習支援 |
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災害・生活における事故の予防と初期対応に関する学習支援 |
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13 |
地域ケア体制の充実に向けた看護職の役割の実施 |
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地域ケア体制の充実に向けた看護職の役割 |
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……地域ケアの実施と支援,……地域ケア体制づくりへの支援
「生活の営み」と「暮らし」の違いがわからない |
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健康生活を守る市民活動の支援,市民活動の理解と連携
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3) |
健康危機管理及びその対策と看護職の責務・実践 |
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健康危機管理およびその対策における看護職の責務と実践 健康危機管理における看護職の責務・実践 |
4) |
ヘルスケアにおける保健福祉事業の意義と保健師活動 |
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ヘルスケアにおける保健福祉事業の意義と看護職活動
ヘルスケアにおける保健福祉事業の意義と活動 保健福祉事業における看護職の活動 |
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リプロダクティブヘルスにおける看護職活動
リプロダクティブヘルスにおける活動 |
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14 |
看護職チーム・他職種者を含むケアチームでの協働・連携 |
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看護職チーム・他職種者を含むヘルスケアチームでの……
保健・医療・福祉チームにおける…… ヘルスケアチームでの協働・連繋 |
・4)を削除
・5)を削除
・6)を削除(11-7と重複しているため)
・6)は15へ |
1) |
利用者の個別二一ズに応じた連携・協働の意義の確認 |
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利用者の個別ニーズに応じた連携・協働
利用者の個別二一ズに応じた連携・協働の意義の理解 |
2) |
利用者支援のための役割期待とマネジメントの理解 |
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利用者が期待する役割とマネジメント
利用者支援のためのそれぞれの役割の理解
利用者支援のための保健医療福祉チーム構成員の役割の理解 |
3) |
看護チーム及びケアチームの一員として自覚と責任ある行動 |
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看護職チームおよびヘルスケアチームの一員として……
ヘルスケアチームの一員として……
看護チームおよびチームの一員としての相互理解と…… |
4) |
連携と協働における利用者のニーズ充足に向けた自己の考えの表明、他者の意見の受容 |
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利用者のニーズ充足に向けた……
連携と協働における利用者のヘルスケアニーズの充足に向けた…… チームにおける看護職としての考えの表明と他者の意見の受容 |
5) |
利用者ニーズ充足のために必要な人材・社会資源との連携、ケアチームづくり |
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……必要な人材・社会資源の活用とヘルスケアチームづくり
利用者に必要な人材・社会資源の活用 |
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ヘルスケアサービス利用支援及びケアチームづくりの理解 |
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ヘルスケアシステムにおける看護の展開と政策化
ヘルスケア提供組織における看護サービス管理の理解 |
・「国際的な看護実践に関する基本的な理解」を追加
・「ヘルスケアに関するサービスの創出方法の理解」を追加
・11-8)が「ケアシステムの開発」としてここに入る |
1) |
保健・医療・福祉などヘルスケアの提供組織・仕組み、看護サービス提供組織の理解 |
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……、看護サービス提供組織の把握 ヘルスケアシステムにおける組織と仕組みの理解 |
2) |
看護サービス提供に関わる事業・活動の運営、関わる経済的及び法的背景の理解 |
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……、関わる経済的及び法的背景の把握
……、法的・経済的背景の理解
看護サービス提供の事業・活動の運営、…… |
3) |
医療・保健・福祉・介護に関する経済的・政策的課題の把握、サービスの質の改善に向けた見解 |
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医療・保健・福祉に関する……,保健・医療・福祉に関する……
ヘルスケアシステムに関する…… サービスの質向上のための医療・保健・福祉・介護に関する……
……の把握、サービスの質の改善
……の把握、サービスの質の改善の理解
……の把握、サービスの質の改善に向けた提言 |
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16 |
看護実践充実にかかわる研究成果の収集と実践への応用 |
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看護実践への研究成果の応用 |
・「統計的手法を用いた情報解析の理解」を追加
・「研究のプロセスの理解」を追加
・「収集した文献・情報を批判的に吟味」「既存の研究成果を実践の改善・充実への活用」を追加 |
1) |
看護実践における特定の課題や疑問を解決するための適確な文献・情報の収集 |
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……解決するための的確な文献・情報の収集 |
2) |
既存の研究成果を実践の改善・充実に応用する方法 |
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17 |
ケアの実践体験を通した専門性を深める方法の確保 |
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ケアの実践体験を通した継続的専門性の探求
ケアの実践体験を通した専門性の探求 |
・「国際的視野を持った看護学の発展の理解」を追加
・「自己の看護観の形成」を追加
・「専門職を育成する役割と責任の理解」を追加
・自己研鑽、自己研修、自己啓発方法に関する項目を追加
・6)は別枠
・具体化が必要 |
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自己の看護実施過程の確認,自己の看護実践に対する客観的評価 |
2) |
自己の実践の事実から専門性の特質とその社会的意義の把握 |
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自己の実践から専門性の特質とその社会的意義の把握 |
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5) |
看護現象を客観的事実として記述・表現し、改善すべき課題の確認 |
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……、改善すべき課題として研究する態度の形成 看護現象を記述・表現し、改善すべき課題の確認 |
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