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高等教育

マルチメディアの教育利用を促進するための中核的機関の整備  
3  マルチメディアの教育利用を促進するための中核的機関の整備

【提言】
  高等教育におけるマルチメディアの活用を促進するため、教材の提供や教員研修の実施等の各高等教育機関に対する支援、ネットワークのコーディネート、各種の研究開発等を行うための中核的機関の整備が必要である。

  • 中核的機関の必要性 
    • マルチメディアの活用を推進するためには、これまで指摘したように、基盤となるハードの整備とともに、各高等教育機関における積極的な取組が重要である。しかしながら、各高等教育機関では、(1)教材の整備や、その活用のためのノウハウの蓄積が乏しい、あるいは、(2)専門的スタッフや設備が少ない、などの課題を抱えるところが多い。 
    • したがって、活用に関する取組を十分に実効性あるものにするために、 
      1. 各高等教育機関に対する支援(マルチメディア教材の開発支援・提供、データベースの提供、教員研修、各種の情報提供等) 
      2. 通信衛星ネットワークに関する研究開発やコーディネート 
      3. 高等教育における活用を進めるための調査・研究・開発、資料等の収集・整備 
    • などを行うための中核的機関を整備する必要がある。  
  • 中核的役割を担うべき機関 
    • 放送教育開発センター は、放送メディアを利用した教育内容・方法に関する研究開発を行う大学共同利用機関であり、メディア教材の制作に関する技術的な蓄積と専門的なスタッフを有している。したがって、各高等教育機関のマルチメディアへの取組を支援することができる唯一の大学共同利用機関である。本センターをその中核的機関とするために、早急に組織体制の整備を行うことが適当である。 
(図)中核的機関の主な役割


(高等教育局  企画課)

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