|
|
2001.11.7 |
途上国の基礎教育開発ニーズと日本の教育経験 〜JICA基礎教育協力指針(未定稿)から〜
開発戦略目標 | 中間目標(太字がJICAの協力重点分野) | 中間目標のサブ目標 | JICAの主たる協力実績(*は先行的事例のみ) | ←日本の教育経験との関係 |
1 初中等教育の拡充 | 1-1 初等教育への就学促進 | 教育サービスの量的拡大 | 小学校建設(無償) | |
教師隊員の派遣(JOCV) | ←学校建設 | |||
教育サービス拡充計画作成(開発調査) | ←IT | |||
子供を取り巻く教育環境の改善 | ||||
子どものレディネス(学習準備)の向上 | ←学校保健・学校給食 | |||
教育システムの弾力化 | ||||
初等教育の質の向上 → 1-2へ | ||||
1-2 初中等教育の質の向上 | 教員の増員とその意識・知識・技能の向上 | 理数科教員訓練/再訓練(プロ技/専門家派遣) | ←教員研修制度 | |
教師隊員の派遣(JOCV) | ||||
カリキュラムの改善 | ←理数科・環境・家庭科教育 | |||
教育方法(教授法)の改善と普及 | 理数科教員訓練/再訓練(プロ技/専門家派遣) | ←理数科・環境・家庭科教育 | ||
教科書/教材教具の改善と普及 | ||||
教育施設の改善 | 小中学校校舎改築(無償) | ←学校建設 | ||
適切な学校モニタリング・評価の実施 | ||||
児童・生徒のレディネス(学習準備)の向上 | ←学校保健・学校給食 | |||
2 教育格差の是正 | 2-1 男女格差の是正 | ジェンダーセンシティブな学校教育の実現 | 女子教育改善プログラムの実施(専門家チーム派遣)* | ←家庭科教育 |
地域社会/家庭を対象とした女子教育の啓蒙 | ←女性教育 | |||
女子教育推進のためのモデルの創造 | ||||
成人女性への識字教育 →3-1へ | ||||
2-2 都市/農村間の地域格差の是正 | 農村部における教育サービスの量的拡大 | |||
農村部における教育の質の向上 | ||||
2-3 「特別な配慮を要する児童注」への教育機会の保証 | 「特別な配慮を要する児童」に対する教育の重要性についての啓蒙 | |||
「特別な配慮を要する児童」の公教育へのアクセスの確保 | ←障害児教育 | |||
「特別な配慮を要する児童」への代替的教育機会の提供 | ←障害児教育 | |||
3 青年・成人の基礎学習ニーズの充足 | 3-1 青年・成人の識字の獲得 | 識字プログラムの推進 | NGOによる識字教育支援(開発パートナー事業)* | |
3-2 青年および成人の生活に必要な技能の習得 | ライフ・スキル習得プログラムの推進 | |||
コミュニティ開発プログラムとのリンケージの強化 | ||||
4 乳幼児ケアと就学前教育拡充 | 4-1 乳幼児のケアの拡充 | 乳幼児のケアの重要性についての啓蒙 | 幼児ケア・就学前教育促進計画の作成(開調)* | |
家庭における乳幼児ケアの推進 | ||||
施設における乳幼児ケアプログラムの実施 | ||||
4-2 就学前教育の拡充 | 就学前教育の重要性についての啓蒙 | |||
就学前教育プログラムの実施 | 保母隊員の派遣(JOCV) | ←幼稚園教育 | ||
5 教育マネジメントの改善 | 5-1 政治的コミットメントの確立 | 政策フレーム・ワークの構築 | ||
5-2 教育行政システムの強化 | 教育行政能力の向上 | 教育行政アドバイザーの派遣(専門家派遣) | ||
教育財政の改善 | ||||
教育行政のスリム化 | ||||
地方分権化の推進 | ||||
学校運営管理能力の向上 | ||||
その他: | 生徒指導・青少年教育・地域スポーツ・科学館 |
注)特別な配慮を要する児童:民族的・経済的マイノリティ、不定住児、孤児、難民、障害児等