海洋分野における国家基幹技術検討委員会(第4回) 議事要旨

1.日時

平成25年4月25日(木曜日)10時00分~12時00分

2.場所

文部科学省3階3F2特別会議室

3.議題

  1. 国家基幹技術について

4.議事要旨

出席者

【委員】
山脇主査,磯崎,上田,浦,浦辺,太田,神林,小池,髙木,平,花輪,茂里,和才 各委員
【経済産業省】
荻原鉱物資源課長
【国土交通省】
坂下大臣官房技術審議官,加藤安全・環境政策課長,吉本総務課技術企画室長
【文部科学省】
田中大臣官房総括審議官,戸谷研究開発局長,鬼澤大臣官房審議官,井上海洋地球課長,水野研究開発局海洋課長補佐
【オブザーバー】
竹縄内閣官房総合開発政策本部事務局参事官

 

議事要旨
【議題1:国家基幹技術について】
事務局より資料1「1.はじめに」,及び資料2の説明を行った後、意見交換を行った。
主な意見は以下の通り。

  •  重要基盤技術があって初めてシステムが組み上がるのであり,その全体像が国家基幹技術プロジェクトである。(平委員)
  •  重要基盤技術及びこのインテグレーションを推進することによって,個別技術がおのずと開けてくるという表現をすべき。(浦委員)
  •  重要基盤技術がなければ何も始まらず,これが国家基幹技術の重要な部分を占めるのは間違いないが,産業化等に言及するにはシステム化する点を強調する必要がある。(太田委員)
  •  国家基幹技術プロジェクトを選定したのではなく,国家基幹技術プロジェクトとして重要なシステムを選定し,その開発を目指して個別技術を開発するというのが大きなストーリー。(磯崎委員)

事務局より資料1「2.国家基幹技術の検討の視点」,「3.我が国が取り組むべき国家基幹技術」の説明を行った後、意見交換を行った。
主な意見は以下の通り。

  •  資料1に「今後10年~20年程度の展開を視野」という記述があるが,時間軸が具体的にわからない。(和才委員)
  •  評価軸として高い競争優位性を有することが盛り込まれているが,今後国家基幹技術として頑張ることにより優位性を出したいというのが本来の趣旨であり,現時点での優位性は強調しすぎない方がよい。(小池委員)
  •  「中長期的な産業の視点から」という記述があるが,個別の技術で産業化できるものを随時パッケージ化していくという視点が重要。(髙木委員)
  •  現状で国際スタンダードにできるものも存在する。これを行い,更なる技術開発を行っていくことで見通しが出てくる。(浦辺委員)
  •  産業化を常に行うことを考えると,中長期的な目標とは別に,現状で海洋分野に出て行く技術を選定するべき。(神林委員)
  •  現在あるものと国産のものを組み合わせてプロジェクトを実行し,その中で経験を積むことが重要。(平委員)
  •  時間軸を考えると優先順位をつけて実行していくことも必要。(上田委員)

事務局より資料1「2.国家基幹技術プロジェクト推進のあり方」の説明を行った後,意見交換を行った。
主な意見は以下の通り。

  •  国が主管して技術開発を行い,ビジネス化する場合は,将来のビジネスを行う主体を初期段階から念頭に置き,そこを開発の中に組み入れて進めていくことが重要。(太田委員)
  • 技術やノウハウの蓄積を行う拠点を一元的に管理することが必要。(太田委員)
  •  大学の施設を人材育成の一部として企業に利用してもらうという視点も重要。
    (髙木委員)
  •  プロジェクトの推進体制と重要基盤技術の開発体制が別のように書かれているが,これらは一気通貫のものである。(平委員)

お問合せ先

研究開発局海洋地球課

二村
電話番号:03-6734-4142