別紙1 学習指導要領における防災に関する記述(小中学校)

小学校

社会(3、4年生)

  • (4)地域社会における災害及び事故から人々の安全を守る工夫について、次のことを見学したり調査したりして調べ、人々の安全を守るための関係機関の働きとそこに従事している人々の工夫や努力を考えるようにする。
    • ア 関係の諸機関が相互に連絡を取り合いながら緊急に対処する体制をとっていること。

内容の取扱い

  • (3)内容の(4)の「災害」については、火災、風水害、地震などの中から選択して取り上げ、「事故」については、交通事故や盗難を取り上げるものとする。

社会(6年生)

  • (2)我が国の政治の働きについて、次のことを調査したり資料を活用したりして調べ、国民主権と関連付けて政治は国民生活の安定と向上を図るために大切な働きをしていること、現在の我が国の民主政治は日本国憲法の基本的な考え方に基づいていることを考えるようにする。
    • ア 国民生活には地方公共団体や国の政治の働きが反映していること。

内容の取扱い

  • (2)
    • ウ アの「地方公共団体や国の政治の働き」については、身近な公共施設の建設、地域の開発、災害復旧の取組などの中から選択して取り上げ、具体的に調べられるようにすること。

理科(6年生)

C 地球と宇宙

  • (1)土地やその中に含まれる物を観察し、土地のつくりや土地のでき方を調べ,土地のつくりと変化についての考えをもつようにする。
    • ウ 土地は、火山の噴火によって変化すること。
    • エ 土地は、地震によって変化すること。

体育(5、6年生 保健)

  • (1)けがの防止について理解するとともに、けがなどの簡単な手当ができるようにする。
    • ア 交通事故、学校生活の事故などによるけがの防止には、周囲の危険に気付いて、的確な判断の下に安全に行動することや環境を安全に整えることが必要であること。
    • イ けがをしたときなどは、速やかに手当をする必要があること。また、簡単な手当ができること。

特別活動

D 学校行事

  • (3)健康安全・体育的行事
    • 心身の健全な発達や健康の保持増進などについての関心を高め,安全な行動や規律ある集団行動や規律ある集団行動の体得,運動に親しむ態度の育成,責任感や連帯感の涵養,体力の向上などに資するような活動を行うこと。

中学校

社会(地理的分野)

  • (3)世界と比べて見た日本
    • ア 様々な面からとらえた日本
      • (ア)自然環境から見た日本の地域的特色
        世界的視野から見て、日本は環太平洋造山帯に属し大地の動きが活発であること、温帯の島国、山国で降水量が多く、緑におおわれた国であること、自然災害が発生しやすく防災対策が大切であることといった特色を理解させるとともに、国内では地形、気候などにおいて地域差が見られることを大観させる。

理科 第2分野

  • (2)大地の変化
    大地の活動の様子や身近な地形、地層、岩石などの観察を通して、地表に見られる様々な事物・現象を大地の変化と関連付けてみる見方や考え方を養う。
    • イ 火山と地震
      • (イ)地震の体験や記録を基に、その揺れの大きさや伝わり方の規則性に気付くとともに、地震の原因を地球内部の働きと関連付けてとらえ、地震に伴う土地の変化の様子を理解すること
  • (7)自然と人間
    • イ 自然と人間
      • (ア)自然がもたらす恩恵や災害について調べ、これらを多面的、総合的にとらえて、自然と人間のかかわり方について考察すること。

保健体育

  • (3)傷害の防止について理解を深められるようにする。
    • ア 自然災害や交通事故などによる傷害は、人的要因や環境要因などがかかわって発生すること。また、傷害の多くは安全な行動、環境の改善によって防止できること。

技術・家庭(家庭分野)

  • (4)室内環境の整備と住まい方について、次の事項を指導する。
    • イ 安全で快適な室内環境の整え方を知り、よりよい住まい方の工夫ができること。

特別活動

C 学校行事

  • (3)健康安全・体育的行事
    • 心身の健全な発達や健康の保持増進などについての理解を深め,安全な行動や規律ある集団行動の体得,運動に親しむ態度の育成,責任感や連帯感の涵養,体力の向上などに資するような活動を行うこと。

お問合せ先

研究開発局地震・防災研究課

(研究開発局地震・防災研究課)