1.防災教育支援に関する懇談会 中間とりまとめ(案) はじめに

  防災力の向上は、災害大国日本に暮らす人々にとって、欠くことのできないものであり、自然災害に対する深い理解や、それに基づく防災対応能力の育成を図るため、防災教育に期待される役割は極めて大きい。しかしながら、自然災害の記憶は、時間が経つにつれ薄れてゆくことは避けられず、防災教育について、広範かつ継続的な取組を推進していくことは大きな課題である。

  このような背景の下、文部科学省研究開発局においては、平成19年4月6日に、局長の諮問機関として「防災教育支援に関する懇談会」を設置し、防災科学技術の研究成果等も活用しつつ、学校や地域等で行われている防災教育の取組を支援し、社会全体の防災力を高めるための方策について審議を重ねてきた。

  本報告書は、これまでの5回の審議で出された意見を基に、現在の防災教育における課題や現状、今後の防災教育支援に関する基本的戦略、当面推進すべき防災教育の支援方策等について中間的なとりまとめを行ったものである。今後は、積み残された課題等について審議を重ね、本年度末を目途に、最終的な報告書を取りまとめることとする。

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