光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)ガバニングボードの設置について

平成30年3月16日
文部科学省 科学技術・学術政策局

1 設置の趣旨

 第5期科学技術基本計画において、我が国は人々の豊かさをもたらす「超スマート社会(Society 5.0)」を世界に先駆けて実現するとし、量子科学技術(光・量子技術)を新しい価値創出のコアとなる強みを有する基盤技術の一つと位置付けている。
 量子科学技術は、近年の目覚ましい技術進展により、Society 5.0 実現に向けた社会課題の解決と産業応用を視野に入れた新しい技術体系が発展する兆しがある。また、経済・社会の様々な課題が複雑化する中、量子科学技術は、高度な情報処理から、材料・ものづくり、医療まで広範な応用が可能であり、非連続に課題を解決する可能性を有している。
 海外ではこの数年、米欧中を中心に量子科学技術に係る産学官の研究開発投資や産業応用の模索が拡大している。日本においては、我が国の産学官が培ってきた科学技術における強み(知識、人材、ネットワーク等)をベースに、他国の追随に対して簡単にコモディティ化できない知識集約度の高い技術体系を構築していくことが重要である。
 これらの状況を踏まえ、文部科学省は、経済・社会的な重要課題に対して、量子科学技術を駆使して非連続的な解決を目指す研究開発プログラム「光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)」を平成30年度より開始することとした。
 Q-LEAPの着実な推進を図るため、Society 5.0実現に向けた社会・経済の動向、課題を踏まえたプログラム全体のマネジメントについての審議検討を行うことを目的として、ガバニングボード(以下「会議」という。)を設置する。

2 実施事項

Society 5.0実現に向けた社会・経済の動向、課題を踏まえたプログラム全体のマネジメント
・各技術領域の進捗状況確認
・技術領域を超えた連携の指示
・各技術領域の実施方針の確認
・各技術領域の予算配分の決定
・その他、プログラム全体の運営にあたって必要な事項

3 構成及び運営

・会議の構成員、主査及び主査代理は、別紙のとおりとする。
なお、有識者を、必要に応じ出席させることができる。
・会議の運営に係る詳細事項については、会議において定める。

4 設置期間

 平成30年3月16日~実施事項が終了するまで

5 事務

 本会議の事務は、研究開発基盤課量子研究推進室にて処理する。

お問合せ先

科学技術・学術政策局 研究開発基盤課 量子研究推進室

(科学技術・学術政策局 研究開発基盤課 量子研究推進室)