科学技術週間の取組等に関する検討会(第2回) 議事要旨

1.日時

平成29年6月30日(金曜日)10時~12時

2.場所

東館5F 7会議室

3.議題

  1. 一家に1枚ポスターの審査について(非公開)
  2. 標語募集等の改善案について
  3. 今後新たに行う取組について
  4. その他

4.出席者

委員

熱田委員、大草委員、滝田委員、塚田委員、奈良委員、八田委員、船木委員、米山委員、越智WG委員

文部科学省

真先大臣官房審議官、塩崎人材政策課長、石橋人材政策課長補佐 他

オブザーバー

千葉補佐(内閣府)、吉森広報班長(特許庁)

5.議事要旨

○事務局より、新たに委員として加わった熱田委員、八田委員の紹介を行った。

○議題1:非公開

○事務局より、資料2「前回の議論を踏まえた取組の改善について」の説明を行った。

【主な意見】
・標語の改善案について、どの企画例も前向きで良いでのはないか。企画例1の答え合わせができるというアイデアも面白いと思う。 
・企画例1は研究者とそうでない人の両方が参加できる点で良いと思う。
・キャッチフレーズの案2は、科学の応用によって生み出された家電等が我々の生活を豊かにしていることに気づくきっかけを与えるような言葉となっていて良いと思う。
・毎年違った企画をやることにも利点はあるが、科学技術週間のイメージを定着させるための仕掛けが必要ではないか。
・科学技術週間のイメージ定着のためには、コンセプトやフレーズを毎年継続して打ち出すと良いと思う。
・企画案1は、毎年実施するのではなく節目の年に実施する方が、注目が集まって良いと思う。
・キャッチフレーズ案1は、文化の定義とはそもそも何であるのかという議論もあるため、伝わりにくく、誤解を招きやすいような印象を受ける。
・キャッチフレーズ案2の文章について、下線の単語はテレビや冷蔵庫など商品化された技術の要素がほとんどであるように思われるため、科学の要素をもう少し取り入れるべきではないか。また、技術の要素についても、最先端の技術をより多く取り入れる必要があると思う。
・科学技術週間のキャッチフレーズは、「科学技術」という単語を使わずに科学技術週間の魅力を伝えるようなフレーズの方が、よりキャッチフレーズとして効果的に機能するのではないか。

○事務局より、資料3「今後新たに行う取組について」の説明を行った。

【主な意見】
・科学の名所100選(仮称)を国が認定するか、自治体の提案を発表する場とするかという検討事項について、本事業の目的が地域の活性化であるならば、国が認定する方が、認定された場所という安心感があるため、より多くの人にその場所を訪れてもらえるのではないか。
・本事業は、それぞれの地域にある科学技術を観光資源の1つとして活用してもらい、地域の観光産業をより盛り上げることを目的とするものである。各地域の、科学技術に関係する観光資源を東京で宣伝できると良いのではないか。
・科学技術に関係する場所を実際に訪れたとしても、建物の中に入ることはできない等、体験できることが何もなければ、魅力ある観光資源にはならないように思う。
・100という数字にこだわる必要はないと思う。数を少なくして、各名所の質を保つことに力を入れるべきではないか。
・認定という形を取る場合は、「文部科学省が設置した委員会によって認定された科学の名所」として発表すると考えてよいか。
→事務局より回答:認定方法については検討の余地があると考えている。委員会による認定ではなく、紹介というような形を取ることもあり得る。
・場所そのものを認定するのではなく、各地域の観光資源になり得る科学技術を宣伝する場を支援するという方法も考えられる。場所にこだわるのではなく、その地域出身の科学者に焦点を当てる等、科学技術の世界をより身近に感じてもらえるような工夫が必要であると思われる。
・科学の名所としてどのようなものを提案してもらうかについて、資料には「地域の風習、生活等に根ざした科学技術」と記載があるが、「その地域で生まれた科学技術」のような限定の方が、より広く提案をしてもらいやすいのではないか。また、修学旅行の一環で科学の名所を訪れるようにすると、事前にその場所にまつわる科学のストーリーについて学ぶ時間をつくることができ、より深い理解につながるのではないかと思う。
・各自治体が科学の名所を観光資源として売り出すために、パンフレットの発行や観光ルートの設定、その地域の科学にまつわるストーリーを語ることのできる人材の育成等を積極的に行えると良い。

○事務局より、資料4-1「第1回検討会の議事要旨(案)」について、委員に御確認をお願いし、案のとおり了承された。

○最後に、事務局より今後のスケジュールについて説明があり、閉会した。


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