資料1-2 検討に当たっての論点

競争的研究費改革に関する検討会(第2回)
検討に当たっての論点

論点1 ) 競争的研究費に関する総論

  1. 「競争的資金」の定義の再整理やその範囲の拡大を検討すべきではないか。
  2. 全ての研究型経費に対する間接経費の措置を行うべきではないか。
  3. 競争的研究費の使いやすさを向上させる方策(使用ルールの統一化など)を検討すべきではないか。
  4. 資金の効率的配分(過度の偏在・集中の排除)について検討すべきではないか。
  5. 大学・研究機関における研究への投資が「未来への投資」であることを踏まえれば、国際比較の上でも、現在の政府投資の強化が必要ではないか。

論点2 ) 競争的研究費改革を通じた人材育成方策

  1. 若手研究者の安定的なキャリアパスの構築とともに、挑戦を促す研究環境・研究基盤を整備するための方策はどのようなものか
     (総合政策特別委員会報告書で具体的に挙げられた方策案)
    ・ 研究代表者等への人件費支出の一層の促進を図る。
    ・ 人件費に関する競争的経費と基盤的経費の合算使用の在り方について検討を行う。
    ・ 競争的経費の審査・評価において、雇用する若手人材の育成環境やキャリアパスの確保に関する観点の充実を図る。
    ・ 競争的経費で雇用するポストドクターや博士課程学生の処遇の充実を図る。
    ・ 若手研究責任者向けの研究費、特に機関を異動した若手研究責任者向けの研究費を充実する。
  2. 若手研究者の育成の観点から、競争的経費における任期付きの雇用とその後の基盤的経費等による雇用を併せることにより、中長期のキャリアパスを示すとともに、一定の育成効果の得られる期間、若手研究者を安定的に雇用するなどの仕組みを検討すべき

その他、今後整理が必要な項目

  1. 経費の効率的活用(施設設備の共用の促進等)を促す方策はどのようなものか。
  2. 持続可能なシステム改革の在り方(事業目的の達成を担保できる仕組みの内在化など)はどのようなものか。
  3. 研究情報や研究成果の一層の可視化や、事業間の府省を超えたシームレスの連携のための方策(成果データベースの共有など)はどのようなものか。
  4. 学術研究・戦略的基礎研究への現代的要請や社会的要請に応える研究をどのように支援するか。

※ 以上の論点は、今回の資料1、第1回の資料8及び科学技術・学術審議会における報告書等から抜粋した論点である。

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