資料4_卓越研究員制度の在り方に係る検討事項

卓越研究員制度の在り方に係る検討事項

1.若手研究者を取り巻く状況を踏まえた制度の在り方

(1)若手研究者(PI)に魅力あるポストの創設のための方策
    ・年俸制(無期)の導入促進
    ・雇用財源の多元化
(2)研究者全体の流動性の担保のための方策
    ・産学官の枠を越えた流動性の促進(卓越研究員を含む博士号取得者の民間企業における活躍促進を含む)
    ・「流動性の世代間格差」の是正(既にテニュアを得ている研究者の取扱い)

2.受け入れ機関に課すべき要件について

(1)テニュアポストの用意
    ・卓越研究員が将来の見通しを持つことができるキャリアパスの提示
(2)処遇の事前公表
    ・研究環境や給与面、支援期間終了後の処遇等の優遇条件の事前公表
(3)年俸制(無期)への移行時期
    ・支援開始時又は開始後5年/7年後までの適切な時期
(4)卓越研究員が特定機関に偏ることのないような制度設計
    ・自校出身者(博士号取得した大学への雇用)の限定

3.国の関与の在り方について

(1)支援内容(期間・規模を含む)
    ・長期的視点に立った独創的な研究に専念できる環境整備の在り方
    ・産学官を含む我が国全体のシステム改革に必要な支援規模
(2)支援対象
    ・基盤的経費との関係、個人補助/機関補助等
(3)ピアレビュー審査の方法
    ・需給バランスの担保策、卓越大学院との関係
(4)卓越研究員に対する評価(中間評価を含む)の方法
    ・支援継続の可否判断の時期や評価指標
(5)受け入れ機関へのメリット付与
    ・競争的資金改革によるメリット付与(間接経費の拡大)等

(以上)

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