資料第2-3号: 放射線量等分布マップ作成に向けた検討事項

平成23年6月27日
文部科学省 EOC
環境モニタリング班

1.作成する放射線量等分布マップの種類

  • 放射線量等分布マップの作成にあたっては、航空機モニタリングマップと同様に、セシウム134、セシウム137の土壌濃度マップは作成。
  • 加えてヨウ素131のマップも作成。

 (検討事項)

(1)ヨウ素131、セシウム134、セシウム137の土壌濃度マップだけで良いか。
(2)今回採取した1万点近くの土壌採取地点のうち、100試料程度、ストロンチウム89、90、プルトニウム239について測定を実施するが、これらについてもマップを作成するのか。その際、セシウムとの比率から、採取できていない地点の測定結果は予測し、マップを作成するか。

2.放射線量等分布マップの表し方

  • 放射線量等分布マップは、積算線量マップや航空機モニタリングのマップと同様に、等値線を描いて、レンジごとに色分けして表すことが可能。
  • 他方で、メッシュごとにデータを取っているので、メッシュごとにレンジに応じた色分けを行い表すことも可能。

(検討事項)

(1)今回の調査結果による放射線量等分布マップは、等値線で表すのが適当か、それともメッシュごとに表すのが適当か。
(2)マップ作成において、レンジの切り方をどのようにすべきか。
(3)レンジの切り方の選定にあたって、測定結果について安全基準を検討した上で、決定するか。

3.放射線量等分布マップの作成に向けた分析結果の取りまとめ方

  • マップの作成にあたって、メッシュごとに1箇所5地点の測定結果を平均化して、メッシュにおける代表値を決定する方向で検討している。

(検討事項)

(1)1箇所5地点の測定結果のうち、N.D(不検出)の値がいくつか測定された場合、データが測定されている箇所の平均値をもって、メッシュにおける代表値としてよいか。
(2)1箇所5地点の測定結果が全てN.D(不検出)の場合、当該メッシュを除いて、コンター図を描くのか。
(3)測定下限値が異なるデータについて、一つのマップに記載することは可能か。

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