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人材養成計画構想・概要
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対象業務及び対象分野 |
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「(1)大学院修士課程相当 人社融合分野」 |
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人材養成ユニット名 |
「科学技術インタープリター養成プログラム」 |
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代表者名 |
「松井 孝典」 |
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実施機関名 |
「東京大学」 |
計画の目標・概要 |
1. |
目標
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人材養成開始後3年目の目標
理工系の背景をもつインタープリターとそれ以外の専門をもつインタープリターを各々6名、文理越境型インタープリターを4名養成し、理工系研究者に社会的コミュニケーション能力を伸ばすほか、科学ジャーナリスト、科学館・博物館のインタープリター、NPOメンバーなどを養成する。また、科学技術と社会のコミュニケーションを活性化するための情報発信を軌道に乗せる。
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人材養成開始後5年目の目標
理工系の背景をもつインタープリターとそれ以外の専門をもつインタープリターを各々12名、文理越境型インタープリターを8名養成し、社会的コミュニケーション能力をもった理工系研究者のほか、科学ジャーナリスト、科学館・博物館のインタープリター、NPOメンバーなどを養成する。また、科学技術と社会のコミュニケーションを活性化するための情報発信を本格化する。
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2. |
内容
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科学技術インタープリターに必要とされるのは、多様な科学技術の各分野に精通していることと、現場感覚にもとづく問題提起能力である。本プログラムでは、セミナー形式でのグループ討論や課題解決型学習に加え、日本科学未来館や科学ジャーナリズムの現場などでの実習課程を必修科目として組み込み、現場での問題構造を体感し、それを教室に持ち帰って解決策を講じ、新しいプロジェクトを持って現場へ出て行くという、現場と教室の「二重らせん方式」カリキュラムを実施する。
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人材養成の必要性 |
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近年の科学技術の進展はめざましく、専門化と細分化が著しい。一方で、生命科学や情報科学、医療など、日常生活との結びつきもかつてないほど強まっている。この、「近くて遠い」という矛盾する現状を改善しないと、日本社会が発展と存続のための技術的基盤を失うだけでなく、個人の生活基盤がブラックボックス化することで社会全体が不安定になりかねない。にもかかわらず、教育現場では理科離れ・科学離れが進み、ジャーナリズムでは科学雑誌の廃刊が相次いでおり、日本の科学技術の基礎体力は確実に低下している。この事態を改善するためには、科学技術と社会とのギャップを埋めて相互交流を促進する科学技術インタープリターを養成することが必要不可欠である。 |
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計画進展・成果がもたらす利点 |
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理科離れ・科学離れを改善することで、科学技術セクターの体力回復と活性化、生活者の科学リテラシー向上、生活安全保障の促進などが期待される。これらはさらに、科学技術の経済産業への貢献度を高め、社会全体の活性化にもつながるはずである。 |
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