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(参考資料1)

具体的な施策目標の例

 国においては、「科学技術理解増進政策に関する懇談会」報告書を踏まえ、科学技術理解増進活動の意義を体現した活動を進めていくために、たとえば以下のような、わかりやすい具体的施策目標を立てることが考えられる。

科学技術理解増進活動予算の拡充
科学技術理解増進に係る活動の予算額について、たとえば、科学技術関係予算に占める科学技術理解増進予算の割合等の数値目標を定める。
(科学技術・理科大好きプラン及び関係予算 現状 155億円)

アウトリーチ活動の推進
競争的な研究資金制度や公的研究制度において、アウトリーチ活動への一定規模の支出を可能とするなどの取組の導入やアウトリーチ活動の取組を評価していくなどの取組を進めていく。
(科学技術振興調整費重要課題解決型研究制度 現状 研究費の3パーセントをアウトリーチ活動に投入)

科学技術リテラシー像の策定
科学技術リテラシー像を、教育関係者、科学者・技術者等の関係者の英知を広く集めて2005年から準備を開始し2009年を目途に策定して、広く普及する。

スーパーサイエンスハイスクールの拡充
科学技術に対する関心や、理科・数学における成績が向上するなどの成果が現れていることを踏まえ、この取組をさらに普及させるために、制度上の工夫改善を加えながら、今後5年間で参加学校率の倍増を目指す。
(スーパーサイエンスハイスクールの参加高校率 現状1.3パーセント)

理数大好きモデル地域事業やサイエンス・パートナーシップ・プログラムの推進
効果的な取組を行った学校で、理科・数学(算数)への学習意欲が高い傾向が見受けられることを踏まえ、今後5年間で対象・参加学校率の倍増を目指す。
(理数大好きモデル地域事業の対象小中学校率 現状0.8パーセント)
(サイエンス・パートナーシップ・プログラムの参加高校率 現状4.8パーセント)

理数好きの子どもたちの裾野の拡大
理数好きの子どもたちの裾野の拡大するため、子どもたちの科学技術分野に対する興味関心を高める取組を行う。その際、科学技術分野で活躍する女性が少ない現状を踏まえ、特に、女子の科学技術分野に対する興味関心や志望意欲を喚起・向上できるよう配慮した取組を行なう。
理科が好きな子どもの率(平成14、15年度教育課程実施状況調査)
  小学生(5年生)74.2パーセント
中学生(2年生)58.7パーセント
高校生(3年生)37.8パーセント(化学、物理、生物、地学の平均)

科学技術コミュニケーターの養成
科学技術をわかりやすく伝え、科学者・技術者と人々の間のコミュニケーションを促進する役割を担う科学技術コミュニケーターの養成・採用を、大学や、科学館・博物館等で進める。

IT活用の推進
科学技術を身近に感じる機会を学校教育に取り込んでいくため、理科教材デジタルコンテンツの開発・普及等ITの活用を一層充実していく。

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