クリアランス技術検討ワーキンググループ(第15回) 議事要旨

1.日時

平成21年12月16日(水曜日)14時00分~17時00分

2.場所

文部科学省 15階 科学技術・学術政策局会議室1

3.議題

  1. 線量評価式、評価パラメータの見直しについて
  2. クリアランス制度導入に係る報告書(案)について
  3. その他

4.出席者

委員

近藤主査、石田委員、上蓑委員、木村委員、古川委員、森本委員

文部科学省

明野原子力安全課長、中矢放射線規制室長、井上放射線安全企画官、
石井専門官

5.配布資料

資料第15-1号:第14回クリアランス技術検討ワーキンググループ議事概要(案)
資料料第15-2-1号:溶融炉補修作業者の外部被ばくに係る線量評価式の見直しについて(案)
資料第15-2-2号:焼却処理の評価経路に係るクリアランスレベルの算出に使用した評価パラメータの選定値及び選定根拠の一部変更について(案)
資料第15-2-3号:クリアランスレベルの算出に用いる評価パラメータに関する追加調査の結果について(案)
資料第15-3号:報告書「放射線障害防止法におけるクリアランス制度の導入に係る技術的検討について(骨子案)」
参考資料1:クリアランス技術検討ワーキンググループ委員名簿

6. 議事要旨

(1)資料第15-1号の第14回クリアランス技術検討ワーキンググループ議事概要(案)について、近藤主査から、修正すべき点等があれば、会合の1週間後までに事務局へ連絡するよう確認がなされた。

(2)資料第15-2-1号、資料第15-2-2号及び資料第15-2-3号に基づき、事務局から、線量評価式、評価パラメータの見直しについて説明が行われた。
 委員からの主な質問及び意見は以下のとおり。

【石田委員】15-2-2の資料について、焼却炉あるいは溶融炉の付着割合がでているが、これを見ると焼却炉が大きくなったからといって、大きく変動するものではないとなっているが、今後、焼却炉や溶融炉の規模が大きいものができても、割合が変わるということは考えなくてもよいということか。
【石井専門官】これは炉の大きさに影響受けてないということ。ただ、最終的には、確率論的解析等で、ここが評価経路として当てはまれば、パラメータ設定が妥当であるかということは確認することとなる。

(3)資料第15-3号に基づき、事務局から、クリアランス制度導入に係る報告書(案)について説明が行われた。
 委員からの主な質問及び意見は以下のとおり。
【古川委員】3.2.5のクリアランスレベルの算出結果について、どういう特徴があって、どういう差が出てきているのかということを丁寧に書かなければいけない。また、3.3.2でRS-G-1.7との考察があるが、RI汚染物と放射化物が一緒になっていて、ここは整理して書かないと非常にわかりにくい。
 加えて、今回の算出で検討されていない核種についてどうするのかといった方向性などを記述する必要があるのではないか。
【近藤主査】PET核種のうちF-18については、今回の算出に入っているが、これ以外のN-13、C-14、O-15は算出されておらず、これを扱っているところがあってもレベルが決まっていないからクリアランスできないことになるが、こういうものについて何か検討するなど記述は必要ではないか。
【中矢放射線規制室長】ここの中に入っている核種がすべてではなくて、今後それは必要に応じて検討し、随時追加していきたい。
【近藤主査】委員各位におかれては、報告書(案)をご確認いただき、12月24日までにコメント等を事務局へお送りいただきたい。

(4)事務局から、次回のクリアランス技術検討ワーキンググループは平成22年1月8日(金曜日)に開催予定であることが伝えられた。

以上

 

お問合せ先

科学技術・学術政策局 原子力安全課 放射線規制室

(科学技術・学術政策局 原子力安全課 放射線規制室)