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EU Council Directive 96/29/Euratom

 お示しするのは1996年の欧州指令です。この指令では、規制当局や航空産業などに対して次の要求が行われています。
  EU加盟国に対し、乗務員の年間被ばく線量が1ミリシーベルトを超えそうな場合には何らかの体制を整えること
  乗務員の被ばく線量を評価すること
  勤務スケジュールを作成する際に、被ばく線量評価を考慮すること
  健康上のリスクについて、当該労働者に通知すること
  女性搭乗員については、第10条の「妊娠期間中は1ミリシーベルト」を適用すること

 一般乗務員に対する推奨年間最大被ばく線量は6ミリシーベルトとされています。しかし胎児はもっと脆弱ですから、妊婦は妊娠期間における被ばく線量が1ミリシーベルトを超えないようにしなけれなりません。これは推奨ではなく法律で決められたものです。
 1996年に発布されたこのEU指令は1年後デンマーク法に取り入れられました。
航空会社が第42条(乗務員に関する条項)を実施するのに必要な準備期間を設ける為、実際の施行は2002年に延期されました。
 しかし、2002年になっても航空会社は準備万端ではなく、スタートさせる為に当局は色々な簡略化を認めなければなりませんでした。


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