令和6年7月23日(火曜日)10時00分~12時00分
オンライン開催
(1)独立行政法人国立女性教育会館(NWEC)をめぐる最近の動きについて
(2)令和5年度における業務の実績に関する評価について
植草委員、小山内委員、河野委員、黒瀬委員
中園男女共同参画共生社会学習・安全課長、星川男女共同参画学習室長、
田才女性政策調整官、濱部男女共同参画共生社会学習・安全課長補佐、與儀男女共同参画推進係長
萩原理事長、磯山理事、伊藤監事、長内監事、川西財務担当部長(併)財務・企画課長、
櫻田総務課長 ほか
文部科学省所管の独立行政法人の評価に関する基準(平成27年6月30日文部科学大臣決定)に基づき、独立行政法人国立女性教育会館(以下、「NWEC」という。)から、令和5年度業務実績に関する自己評価についての説明がなされ、有識者から意見を聴取した。有識者からの主な意見は以下のとおり。
【議題(1)独立行政法人国立女性教育会館(NWEC)をめぐる最近の動きについて】
特になし
【議題(2)令和5年度における業務の実績に関する評価について】
1-1 男女共同参画社会の実現に向けた基盤整備のための人材の育成・研修の実施
○女性関連施設相談員・相談事業担当者研修について、「所属している部署では、一人で業務を行っている孤独感があったが、研修を受けて他の受講生と繋がった気持ちになり頑張ろうと思えた」というものがあった。男女共同参画センターというのは、数名で運営しているセンターもあり、NWECの役割というのは非常に大きい。小規模センターの支援の重要性を改めて認識いただき、取組を続けてほしい。
○他省庁や企業でも女性向けの研修が行われているが、NWECが研修を実施する意義は、NWECならではのジェンダーの視点をしっかり発信することだと考えている。ジェンダーイクオリティやジェンダーギャップ解消に重点を置き、事業を行うことがNWECの役割であり、今後もその視点を維持していただきたい。
1-2 男女共同参画社会の実現に向けた基盤整備のための調査研究の実施
○調査研究の充実・強化は、ワーキング報告書でも提言されているところ、地域の男女共同参画センターだけでは難しいため、NWECがその役割を担うことが非常に重要である。
○少人数の人員体制で、一人当たりの生産性は高く、費用対効果の面からも評価できるとの評価であったが、調査研究は、非常に専門性が高い分野であり、少ない人員で今後も実施していくことは厳しいと思われる。人員を増やすことも検討していただきたい。
1-3 広報活動の強化と効果的な情報発信
○単に資料やデータを提供するだけではなくて、多くの人に利用してもらうためのアウトリーチ活動が非常に大事である。今後も積極的に取組を行っていただきたい。
1-5 横断的に取り組む事項
○オンデマンド配信を12件行ったということだが、配信件数だけでなく、視聴者数を記載した上で、評価を行ってほしい。
2-1 業務効率化に関する取組
○NEWCのラスパイレス指数は他法人に比べて非常に低い。組織の機能強化が進められている中、職員の待遇改善も行っていただきたい。