平成30年7月20日(金曜日)14時00分~16時00分
中央合同庁舎4号館全省庁共用1211会議室
岩井委員、内田委員、佐川委員、髙木委員、山中委員
中村特別支援教育課長、濵谷特別支援教育課課長補佐、庄司特別支援教育調査官、水之浦特別支援教育課支援第二係長
(1)文部科学省所管の独立行政法人の評価に関する基準(平成27年6月30日文部科学大臣決定)に基づき、有識者会議において、大臣評価書案の検討を行った。有識者からの主な意見は以下のとおり。
1-1 特別支援教育に係る実際的・総合的研究の推進による国の政策立案・施策推進等への寄与及び教育現場への貢献
○平成29年から新規に行う研究ということで、「精神疾患及び心身症のある児童・生徒の教育的支援・配慮に関する研究」ということで、こちらの研究は、特別支援学校を中心とする取組を集約したというふうに書かれている。この精神疾患及び心身症のある児童・生徒というのが、特別支援学校だけではなくて、今、中学校、それから高校において非常に大きな課題になっている。今回、この新しい研究ということで、これは今のニーズに非常に沿っているものというふうに思われる。
1-2 各都道府県等における特別支援教育政策や教育実践等の推進に寄与する指導者の養成
○現実、やはり、特別支援学級の先生が免許を取るということが、時間的にも、場所的にも、費用的にもすごく難しい状況。実際に特別支援学級の先生たちに免許を何とか取らせるような方法を考えていかなければいけない。視覚障害・聴覚障害の免許が必要な方に対して講義配信ということもしていただいている。免許についていろいろ難しいことがある承知しているが、さらに何かそこにお手伝いしていただけるようなことがあると大変ありがたい。
○国の関係機関と既に連携しているとは思うが、そういったところの研修の中身に、やはり、国立特別支援教育総合研究所が入っていって、特別支援教育に関するものがあってしかるべきものだと考えている。
1-3 総合的な情報収集・発信や広報の充実及び関係機関等との連携強化を通じた特別支援教育に関する幅広い関係者の理解の促進
○高等学校に周知するための手立てが必要であり、直接届くような方策を検討してほしい。
1-4 インクルーシブ教育システム推進センター設置によるインクルーシブ教育システム構築への寄与
○ここまでインクルーシブ教育をやってきたというのは、国立特別支援教育総合研究所の成果でもあり、国の成果でもある。
2-1 業務運営の効率化に関する事項
○特になし
3-1 財務内容の改善に関する事項
○特になし
4-1 その他の事項
○特になし
(2)今後のスケジュールについて
事務局より今後のスケジュールについて説明があり、聴取した意見を基に事務局にて整理し、評価案を確定することが説明され、了承された。
以上
支援第二係