1 現行の日本語能力試験の概要
日本国内及び国外において日本語を学習する外国人を対象として日本語能力を測定し,認定をすることを目的として,日本語能力試験を実施し,日本語教育の向上と日本語学習意欲の啓発を図ることとしている。
(1)平成12年度実施実績 | |||||||||||||
受験資格 | 原則として日本語を母語としない者 | ||||||||||||
試験日 | 平成12年12月3日(日) | ||||||||||||
実施地 | 国内(北海道,東京都,神奈川県,愛知県,京都府,大阪府,兵庫県,広島県,福岡県) 国外(35の国・地域の82都市) |
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受験内容 | 文字・語彙,聴解,読解・文法 | ||||||||||||
認定基準 | |||||||||||||
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(2)日本語能力試験の構成及び認定基準
級 | 構 成 | 認 定 基 準 | ||
類 別 | 時 間 | 配 点 | ||
1 | 文字・語彙 | 45分 | 100点 | 高度の文法・漢字(2,000字程度)・語彙(10,000語程度)を習得し、社会生活をする上で必要であるとともに、大学における学習・研究の基礎としても役立つような、総合的な日本語能力(日本語を900時間程度学習したレベル) |
聴 解 | 45分 | 100点 | ||
読解・文法 | 90分 | 200点 | ||
計 | 180分 | 400点 | ||
2 | 文字・語彙 | 35分 | 100点 | やや高度の文法・漢字(1,000字程度)・語彙(6,000語程度)を習得し、一般的なことがらについて、会話ができ、読み書きできる能力(日本語を600時間程度学習し、中級日本語コースを修了したレベル) |
聴 解 | 40分 | 100点 | ||
読解・文法 | 70分 | 200点 | ||
計 | 145分 | 400点 | ||
3 | 文字・語彙 | 35分 | 100点 | 基本的な文法・漢字(300字程度)・語彙(1,500語程度)を習得し、日常生活に役立つ会話ができ、簡単な文章が読み書きできる能力(日本語を300時間程度学習し、初級日本語コースを修了したレベル) |
聴 解 | 35分 | 100点 | ||
読解・文法 | 70分 | 200点 | ||
計 | 140分 | 400点 | ||
4 | 文字・語彙 | 25分 | 100点 | 初歩的な文法・漢字(100字程度)・語彙(800語程度)を習得し、簡単な会話ができ、平易な文、又は短い文章が読み書きできる能力(日本語を150時間程度学習し、初級日本語コース前半を修了したレベル) |
聴 解 | 25分 | 100点 | ||
読解・文法 | 50分 | 200点 | ||
計 | 100分 | 400点 |
(3)日本語能力試験の受験者数・認定者数の推移(国内・国外実施分の合計)
(財)日本国際教育協会,国際交流基金調査 |
(4)日本語能力試験の受験者数・認定者数の推移(国内)
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(5)日本語能力試験の受験者数・認定者数の推移(国外)
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