○ | 書跡・典籍の部 |
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やくもみしょう | ||
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八雲御抄 | 6帖 |
大きさ | : | 各帖 縦 25.1![]() ![]() |
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所有者 | : | 国(文化庁保管) |
『八雲御抄』は、順徳(じゅんとく)天皇(1197〜1242年)が編集・集大成した6巻からなる歌学書である。書名は、「それ和歌は八雲出雲の古風より起こる」の序文より命名された。本書は、承久の乱により、佐渡に流されていた順徳天皇が加筆・訂正した系統の本で、天皇の歌論をよく表し、和歌史・歌論史研究上に注目される。本書は最も古い完存写本として貴重なものである。(鎌倉時代) |
じんかいしゅう | ||
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塵芥集 | 1冊 |
大きさ | : | 縦 26.7![]() ![]() |
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所有者 | : | 仙台市(仙台市博物館保管) |
『塵芥集』は、奥州伊達家13代稙宗(たねむね)が天文5年(1536年)4月14日に制定した戦国家法である。数ある戦国家法の中で、最も完備されたもので171カ条からなる。体裁は、鎌倉幕府法の貞永式目に倣うが、土地の売買・貸借・質入、土地境界、婚姻などの私法に関する規定が数十条に及ぶ点に特色がある。本書は、濁点として今日使われている二点符でなく、当時の三点符を用いていることが注目される。(室町時代) |
すんしょうあんしきし ならびにかえでずせんめん | ||
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寸松庵色紙(しものたて并楓図扇面) | 1幅 |
大きさ | : | 色紙 縦 13.0![]() ![]() 扇面 辺 14.5 ![]() ![]() ![]() |
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所有者 | : | 山田志づ子 東京都豊島区池袋2-36-10 |
『寸松庵色紙』は紀貫之筆と伝えられ、継色紙(つぎしきし)・升色紙( ますしきし)とともに三色紙と称される古筆切の名品である。茶室「寸松庵」を建てた茶人佐久間将監真勝(さくましょうけんさねかつ)(1583〜1638年)は、色紙12枚に、おのおのに歌意を表す扇面画を付けて掛幅装にしたことで知られるが、本幅は、『古今和歌集』巻第五の「しものたて」云々の歌と紅葉を描いた扇面とを張り込んだ本来の形状を伝える類例稀な遺品である。(平安時代) |
じんなじくろぬりてばこしょうぎょう | ||
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仁和寺黒塗手箱聖教 | 65巻、3冊、138帖、32通、16鋪、28枚 |
所有者 | : | 宗教法人仁和寺 京都府京都市右京区御室大内33 |
仁和寺は宇多法皇(うだほうおう)を開祖とする密教寺院であり、真言宗広沢流の本拠である。『仁和寺黒塗手箱聖教』は、仁和寺に伝来している御経蔵聖教(みきょうぞうしょうぎょう)、塔中蔵聖教(たっちゅうぐらしょうぎょう)とともにまとまった聖教の一つで、鎌倉時代から室町時代を中心として歴代門跡が執り行った真言密教の修法に関する記録や法会の図などが収められている。仁和寺の歴史とその法流を伝える根本聖教であるとともに、真言密教を代表する聖教でもある。(平安時代〜江戸時代) |
れいぜいかしょるい | ||
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冷泉家歌書類 | 38巻、147冊、52帖、11幅 |
所有者 | : | 財団法人冷泉家時雨亭文庫 京都府京都市上京区今出川通烏丸東入玄武町599 |
『冷泉家歌書類』は、中世から近世にかけての和歌の家であった冷泉家に伝来してきた歌書のまとまりである。歌書は、詠じた和歌と注釈書に分けられる。和歌は詠草類・定数和歌・歌合・私撰集などがあり、注釈書には藤原定家の歌論である『詠歌大概(えいがのたいがい)』などが含まれている。これらの中には、今まで全く知られていなかった『口伝和歌釈抄(くでんわかしゃくしょう) 』という注釈書も含まれている。(鎌倉時代〜江戸時代) |
まんようしゅう かなざわぶんこぼん | ||
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万葉集巻第十八(金沢文庫本) | 1帖 |
大きさ | : | 縦 33.5![]() ![]() |
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所有者 | : | 財団法人冷泉家時雨亭文庫 京都府京都市上京区今出川通烏丸東入玄武町599 |
『万葉集』は奈良時代に編集された最古の歌集で、20巻からなる。本書は「金沢文庫本万葉集」とよばれる古筆切の名品として古来より知られるが、もとの姿を伝えるものがなかった。本書によって、金沢文庫本は上質料紙に書かれた大型の冊子本であることが確認された。書写年代は、鎌倉時代中期と認められ、振り仮名が施されているなど、鎌倉時代の『万葉集』研究の重要古写本である。(鎌倉時代) |