(1)文化財の所在地 | 群馬県 |
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(2)保護団体 | 神明宮春鍬祭保存会 | |
(3)公開期日 | 毎年2月11日 | |
(4)文化財の概要 | 樋越神明宮の春鍬祭は、群馬県玉村町樋越にある神明宮で、毎年2月11日に行われる稲作の予祝行事である。神明宮の氏子である、 この行事は、我が国の典型的な予祝行事の一つであり、伝統的な生業が変化していくなかで、農業に従事してきた人びとの伝統的な観念や日本の稲作習俗をうかがうことのできるものである。また、東日本には類例の少ない行事の一つであるとともに、クロヌリの所作だけが独自の展開をしており、独自の祭祀組織もみられるなど、地域的特色も豊かな貴重な行事である。 |
(1)文化財の所在地 | 富山県 |
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(2)保護団体 | 城端曳山祭保存会 | |
(3)公開期日 | 毎年5月14・15日 | |
(4)文化財の概要 | 城端神明宮祭の曳山行事は、富山県東礪波郡城端町に鎮座する城端神明宮の春の例祭に行われ、獅子舞、神輿、鉾、曳山、 5月14日は宵祭りで、城端神明宮から、春日神輿、 翌15日には、神輿の渡御に引き続いて、鉾、曳山、庵屋台が巡行する。 この行事は、鉾、曳山、庵屋台等の各種の作りものが神輿の渡御にお供するという祭礼に伴う |
(1)文化財の所在地 | 三重県 |
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(2)保護団体 | 上野文化美術保存会 | |
(3)公開期日 | 毎年10月23・24・25日 | |
(4)文化財の概要 | 上野天神祭のダンジリ行事は、三重県上野市に鎮座する菅原神社の秋祭りとして行われ、 この行事は、神輿の渡御を中心とする祭りに仮装の行列や作り物が加わり、現在のような鬼行列や印、ダンジリで賑わう形態を整えるようになったものである。印は |
(1)文化財の所在地 | 広島県 |
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(2)保護団体 | 小奴可 |
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(3)公開期日 | 4年目ごとの5月から6月の田植えの時期 | |
(4)文化財の概要 | 太鼓や歌でにぎやかに これは、田植の終わる時期に適当な田で随時行われてきたが、昭和60年(1985)以降は、4年目ごとに塩原地区の 楽器や歌で囃す田植は、平安時代の『 これに対して大山供養田植は、農作業を効率的に行うために太鼓と歌で田植の調子を整えた実際的な田植を継承し、芸能的に華やかに展開する以前の田植の様子を示している。 このように大山供養田植は、芸能の変遷の過程を示すとともに、牛馬供養の次第に地域的特色を示すものとして特に重要である。 |
(1)文化財の所在地 | 群馬県 |
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(2)保護団体 | 五料区 | |
(3)公開期日 | 7月最終日曜日 | |
(4)文化財の概要 | 五料の水神祭は、利根川水運の この行事は、利根川水運の隆盛を背景として、大杉神社の信仰とこの地域の生業とが結びついた水神祭であり、我が国の |
(1)文化財の所在地 | 神奈川県 |
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(2)保護団体 | 西小磯東七夕保存会、西小磯西子ども育成会 | |
(3)公開期日 | 8月6日、7日(西小磯東地区) 8月7日前後の土・日曜日(西小磯西地区) | |
(4)文化財の概要 |
大磯の七夕行事は、8月初旬に月遅れの行事として、神奈川県大磯町西小磯で行われている七夕行事で、地区内の 日本の七夕行事は、牽牛 |
(1)文化財の所在地 | 静岡県 |
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(2)保護団体 | ||
(3)公開期日 | 毎年9月8・9日 | |
(4)文化財の概要 |
稲取のハンマアサマは、伊豆半島の東海岸に位置する静岡県賀茂郡東伊豆町稲取に伝承される行事で、 8日の昼過ぎから浜万年青の葉で人形や烏賊、秋刀魚をつくる。作った人形や烏賊、秋刀魚は盆に載せて、カシワモチとともに家の床の間に一晩供え、9日の昼過ぎ頃に海に持っていって一体ずつ流す。流すときは泣きながら「烏賊と秋刀魚をとらしてくだっしぇーよ」といって流す。 この行事は、静岡県内では当該地区だけに伝承されている行事で、家ごとに行われる行事である。かつては多くの家で行われていたが、現在では行う家も少なくなっており、衰退の恐れが高い。 |
(1)文化財の所在地 | 愛知県 |
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(2)保護団体 | 須成文化財保護委員会 | |
(3)公開期日 |
7月初旬から10月下旬 (宵祭 |
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(4)文化財の概要 | 須成祭は、愛知県蟹江町須成にある この行事は、天王信仰に基づく御葭神事と車楽舟の行事からなる類例の少ないものであり、また、御葭神事が厳格に行われているとともに、祭りの構成要素に都市祭礼化した豪華盛大な祝祭とは異なる地域的な特色も認められるなど、我が国の夏祭りのあり方やその変遷を理解する上で貴重である。 |
(1)文化財の所在地 | 長崎県 |
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(2)保護団体 | 頭仲間 |
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(3)公開期日 | 旧暦1月2・5・10・12日、新暦6月10日、 旧暦10月17・18日、旧暦12月3・19・28日(旧暦12月が30日までの時は29日) |
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(4)文化財の概要 | 豆酘の赤米行事は、長崎県下県郡厳原町豆酘に伝わる行事で、頭仲間と呼ばれる集団によって旧暦1月2日から旧暦12月の末に至るまでの1年間にわたり行われる、赤米を この行事は、赤米という古代からの栽培伝承を有する米をめぐる習俗とともに、頭と呼ばれる役の家が赤米を祀る諸行事を一年間通じて行うという伝統的な祭祀形態を残しているものとして貴重であるが、行事を伝える頭仲間が3戸になりその存続が危ぶまれ、衰退の恐れが高い。 |
(1)文化財の所在地 | 長崎県 | |
(2)保護団体 | ||
(3)公開期日 | 各神社の祭礼など | |
(4)文化財の概要 | 五島神楽は、長崎県五島列島の各地で伝承され、地元の各神社の祭礼の折などで行われている。かつては列島全体で神楽が伝承されたが、現在、神楽が演じられる神社は、 |
(1)文化財の所在地 | 鹿児島県 | |
(2)保護団体 | ||
(3)公開期日 | 旧暦1月18日の次の日曜日ほか | |
(4)文化財の概要 |
鹿児島県下では、綺麗に飾った馬と多数の踊り子が、三味線や鉦・太鼓の囃子に合わせて踊る、馬踊りまたは 馬踊りの習俗は、現在ではさまざまなイベントなどにも見られるようになっているが、一般民家での馬の飼育が衰退するなかで、この種の行事や習俗の本来の姿が失われつつあり、変容の恐れが高い。 |
(1)文化財の所在地 | 沖縄県 | |
(2)保護団体 | ||
(3)公開期日 | 豊年祭ほか | |
(4)文化財の概要 |
宮古のクイチャーは、沖縄県宮古諸島各地に伝承されている集団の踊りである。豊年祭や雨乞いなどの機会に、また、随時娯楽として、生き生きと踊られてきた。 クイチャーは、野外で皆が輪となって踊るものである。皆が声を合わせて歌いながら、両手を前後左右に振り、大地を踏みしめ躍り上がるような動作を繰り返し、合間に手拍子を打つ。歌は、豊穣を祈る歌、雨乞いの歌、恋人への思いを込めた歌、生活や労働の喜び、苦しみなどを歌った歌など多様な内容を示している。宮古のクイチャーは、人々の生活や信仰に深く結びついて伝承されていて芸能の本来のあり方をうかがわせ、踊りや歌は他に類例がなく地域的特色を示している。 |