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第1章 創造分野
知的創造サイクルは,知的財産の創造から開始される。独創的かつ革新的な研究開発成果を生み出し,それを社会に還元するメカニズムを抜きにして「知的財産立国」は実現しない。特に,我が国の研究資源の多くを有する大学・公的研究機関等の役割は極めて大きい。
今後我が国が「知的財産立国」を目指すためには,大学・公的研究機関等において発明,ソフトウェア,データベース等の優れた知的財産が創出され,それが社会において最大限に活用されるメカニズムを構築するとともに,非凡な才能を有する研究者の創作意欲をこれまで以上に刺激する必要がある。
以上の認識に基づき,以下の施策を講ずることにより,大学・公的研究機関等における質の高い研究成果の創出を促すとともに,優れた知的財産を創出した研究者を十二分に評価する社会の実現を目指す。 |
1 |
.知的財産の創造基盤を整備する
(1) |
創造性を育む教育と科学技術に重点を置いた教育を推進し,世界に通用する優れた人材を育成する 2003年度以降,創造力の豊かな研究者を育成するため,多様な個性・能力を伸長させる教育環境を整備するとともに,科学技術に力点を置いた教育を推進し,世界に通用する優れた人材を育成する。
(文部科学省)
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(2) |
魅力ある大学を作り,研究人材を充実させる |
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大学を活性化し,国際競争力を高める
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研究者の流動性・多様性を向上させる 競争的原理を与える流動性,及び研究者を相互に触発させ,研究活動を活性化させる多様性を向上させるため,以下の施策を行う。
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総合科学技術会議の「研究者の流動性向上に関する基本的指針」を踏まえ,2003年度中に,研究人材流動化計画の取組状況を公表するなど,その定着に向けた措置を講ずるとともに,異動する研究者が経済的に不利益を受けることのないようシステムの改善に向けた検討を行う。
(総合科学技術会議,文部科学省,関係府省) |
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2003年度中に,各大学・公的研究機関において,他大学・民間出身者,外国人研究者,女性研究者の採用目標や採用に当たっての配慮(外国人研究者の招聘を促進するため,研究環境と生活環境を充実させる等)を,各々の主体的な判断により明確化する。
(総合科学技術会議,文部科学省,関係府省) |
) |
民間において,博士課程修了者やポストドクター経験者等の若手研究者の採用が行われるよう,実務・実践能力の習得等のための支援を2003年以降も引き続き行う。
(総合科学技術会議,関係府省) |
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研究者を研究に専念させる 研究者初期は,研究者として伸びる時期であり,その時期に研究に専念させる環境作りは重要であるので,大学・大学院教育を充実させ,特に若手研究者を研究に専念させるため,2003年度中に,各大学・公的研究機関が各々の主体的判断により,専任の研究・教育補助者の増加を行うよう促す。
(総合科学技術会議,文部科学省)
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(3) |
その他知的財産を創造する環境を整備する
2003年度以降,以下の施策を実施する。 |
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