資料7

自由貿易協定(FTA)・経済連携協定(EPA)について

 知的財産の保護を推進する観点から、マルチのフレームワークのみならず、FTA・EPAの枠組みにおいても、これまで、以下のような交渉が進められている。

1.交渉等の現状

 2007年12月現在の我が国の交渉の現状は以下のとおり。

1発効・署名済み

シンガポール(2002年11月発効)、メキシコ(2005年4月発効)、マレーシア(2006年7月発効)、フィリピン(2006年9月署名)、ブルネイ(2007年6月署名)、インドネシア(2007年8月署名)、チリ(2007年9月発効)、タイ(2007年11月発効)

2交渉妥結

ASEAN(アセアン)(2007年11月)

3交渉中

湾岸協力理事会(GCC:加盟国はアラブ首長国連邦、バーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビア)(2006年9月交渉開始)、インド、ベトナム(2007年1月交渉開始)、オーストラリア(2007年4月交渉開始)、スイス(2007年5月交渉開始)、韓国(2005年11月以来中断)

2.主な国との協定の概要

1著作権に関し独立した規定が設定されていない協定国等

  • メキシコ、ブルネイ、日ASEAN(アセアン)包括的経済連携協定[AJCEP](独立した知的財産章を持たない)
  • シンガポール、チリ(知的財産章はあるが、知的財産一般として包括的な規定のみ)

2独立した知的財産章を設け、著作権を固有に規定した条文を設けた協定国

(未締結の著作権関連条約への早期加盟、インターネットに対応した著作権法制の整備、権利執行の確保等の著作権保護の強化を規定。)

  • フィリピン、タイ、マレーシア、インドネシア