本文へ
文部科学省
文部科学省ホームページのトップへ
Home > 政策・施策 > 審議会情報 > 文化審議会 > 著作権分科会国際小委員会(第1回) > 参考資料6


2「円滑な流通」の促進

知的財産権のライセンスを安定強化する>
(倒産時等における知的財産権のライセンスの保護)
 著作権ライセンスに関しては、2003年度の文化審議会著作権分科会の結論に基づき、2004 年以降、他の知的財産権における同様の検討の結果と整合性を踏まえて、利用秩序に関する基盤整備の一環として利用者保護の制度整備について検討を行う。
(文部科学省、経済産業省)

知的財産の円滑・公正な利用を促進する>
2  著作権者不明等により著作物の利用許諾契約が締結できない場合に、「著作物の裁定制度」を円滑に利用できるよう、手続きの見直しを行い、その利用マニュアルを2004 年度中に整備し、公表する。また、コンテンツの保護を強化する一方で、権利者の利益と公共の利益とのバランスに留意することが必要であり、社会的に必要と考えられる公正な利用を促進する観点から、著作権法の「権利制限規定」の在り方について、2004 年度に、検討を進める。
(文部科学省)

コンテンツに対する評価手法の確立や情報開示などを促進する>
 映画等のコンテンツの制作・投資を促進するため、諸外国の制度も参照しつつ、コンテンツに対する評価手法の確立やディスクロージャー(公開手法)方法の体系化などの環境整備について、2004 年度も引き続き、検討を行う。
(文部科学省、経済産業省)

コンテンツ流通のためのシステム整備を行う>
2  各権利者団体や業界団体によるコンテンツID を付与する取組や、コンテンツに係る権利情報の整備に関する取組に対して、2004 年度も引き続き、映画など映像素材に関する権利情報の集中管理等による安全かつ効率的な管理の観点から必要な支援を行う。
(総務省、文部科学省、経済産業省)

5  著作物の創作やその円滑な流通を促進させるため、2004 年度に、主として一般人同士の契約を対象として、契約内容の多様性にも配慮した標準著作権契約書式の在り方について研究するとともに、国民がインターネットを通じてそれを利用できるよう、標準著作権契約書作成システムを開発する。
(文部科学省)

コンテンツを安心して利用するためのシステムの開発,普及を行う>
1  自由に利用できる範囲等を権利者があらかじめ意思表示するシステムの普及拡大に向けて、2004 年度も引き続き、あらかじめ定められた範囲の利用を認める自由利用マークの普及に努めるとともに、このマークの定着状況や他の団体での同様の取組状況等を総合的に見極めた上で、権利者の多様な意思を詳細に表示できる標準的な意思表示システムについて、2004 年度以降必要に応じ検討を行う。
(文部科学省)

コンテンツ利用に係る関係者間の合意形成などを促進する>
1  映画や放送番組などのコンテンツが、インターネット配信の手段により有効に活用されるよう、2004 年度も引き続き権利者等の関係者間の協議を奨励するとともに、法的・技術的環境の整備についても国際的な動向を踏まえつつ、必要に応じ検討する。
 また、こうしたコンテンツがブロードバンドサービスを利用した電気通信役務利用放送において有効に活用されるよう、2004 年度も引き続き権利者等の関係者間の協議を奨励するとともに、著作権法上の位置付けについて、市場や国際的な動向を踏まえつつ2004年度に検討する。
(総務省、文部科学省、経済産業省)

3  著作権者不明等により著作物の利用許諾契約が締結できない場合に、「著作物の裁定制度」が円滑に利用できるよう、手続きの見直しを行い、その利用マニュアルを2004年度中に整備し、公表する。
(文部科学省)

ビジネスモデルの開発を支援する>
 著作権クリアランスの仕組みの開発や実証、ブロードバンド・コンテンツ流通技術の開発や実証を推進するとともに、コンテンツ保護や管理技術及びネットワーク環境に適合した契約システムを盛り込んだ新たなビジネスモデルの開発に向けた取組を2004年度も引き続き支援する。
(総務省、文部科学省、経済産業省)

既存のコンテンツの有効活用を図る>
1  過去に放送された番組の二次利用に係る契約を促進する仕組みの構築に向けて、放送関係団体、実演家団体、レコード製作者団体などによる協議を引き続き促進し、2004年度の早い時期に結論を得るとともに、具体的な問題の解決を得るため2004 年度以降引き続き関係者間の議論の促進を図る。
(文部科学省)


ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ