国際数学オリンピックに参加した生徒が金メダル等を獲得しました。また、国際的な科学技術コンテストで特に優秀な成績をおさめた生徒に対する文部科学大臣表彰の受賞者を決定しました。

令和8年7月27日

 文部科学省では、国立研究開発法人科学技術振興機構を通じて、国際的な科学技術コンテストに参加する若者を支援する事業を実施しております。このたび「第67回国際数学オリンピック(主催国:中国)」に参加した生徒が、金メダル等を獲得したとの連絡を受けましたので、報告いたします。
 また文部科学省では、国際的な科学技術オリンピックにおいて、特に優秀な成績をおさめた者に対して文部科学大臣表彰等を行っており、このたびの国際数学オリンピックの成績を踏まえ、受賞者を決定しましたので、併せてお知らせします。
(共同発表:公益財団法人数学オリンピック財団)

 

1.受賞状況

金メダル2名、銀メダル1名、銅メダル3名
(上記6名が文部科学大臣表彰を受賞する)
※ 金メダルは参加者の約12分の1、銀メダルは約12分の2、銅メダルは約12分の3の割合で与えられる。

2.参加者および受賞者詳細

 濵川はまかわ 慎次郎しんじろう さん  ラ・サール高等学校(鹿児島県) 3年  金メダル 
 安藤あんどう 匠吾しょうご さん  灘高等学校(兵庫県) 2年 金メダル
 はら 龍之介りゅうのすけ さん  灘高等学校(兵庫県) 2年 銀メダル
 濱本はまもと 祐輔ゆうすけ さん  灘高等学校(兵庫県) 3年 銅メダル
 伊藤いとう 成希まさき さん  開成高等学校(東京都) 3年 銅メダル
 北野きたの 聡一朗そういちろう さん  開成高等学校(東京都) 1年 銅メダル

3.参加国数/人数

117か国・地域/666名

4.場所/期間

中国・上海/
令和8年7月10日(金曜日)~7月21日(火曜日)

5.派遣機関

公益財団法人数学オリンピック財団

<参考資料>

◆大会概要

・国際数学オリンピックは1959年にルーマニアにて第1回大会が開催。
・2026年の中国大会は、第67回目。
・日本は、1990年から参加を開始し、毎年6名の生徒を派遣。本年は37回目の参加。
・昨年のオーストラリア大会は110か国・地域から630名の生徒が参加し、金メダル3名、銀メダル2名、銅メダル1名受賞(国別順位4位)。
・本年の中国大会は117か国・地域から666名の生徒が参加し、金メダル2名、銀メダル1名、銅メダル3名受賞(国別順位10位)。

◆日本代表団(参加生徒)の日程

  7月14日(火曜日)          開会式
  7月15日(水曜日)          コンテスト1日目
  7月16日(木曜日)          コンテスト2日目
  7月17日(金曜日)          国際交流・観光1日目
  7月18日(土曜日)          国際交流・観光2日目
  7月19日(日曜日)          IMO記念講義・文化交流
  7月20日(月曜日)          閉会式・フェアウェルパーティ

◆国際数学オリンピックにおける過去3年間の日本代表の成績

2023年(第64回 日本・千葉県大会)
  金メダル2名、銀メダル3名、銅メダル1名
  国別順位6位(参加規模:112か国・地域、618名)
2024年(第65回 イギリス・バース大会)
  金メダル2名、銀メダル2名、銅メダル1名、優秀賞1名
  国別順位14位(参加規模:108か国・地域、609名)
2025年(第66回 オーストラリア・サンシャインコースト大会)
  金メダル3名、銀メダル2名、銅メダル1名
  国別順位4位(参加規模:110か国・地域、630名)

◆国際数学オリンピック(IMO=International Mathematical Olympiad)について

 国際数学オリンピックは、世界各国・地域の数学的才能に恵まれた若者を見出し、その才能を伸ばすチャンスを与えること、また世界中の数学好きの若者や教育関係者であるリーダーたちが互いに国際交流を深めることを目的として開催される。
 大会の参加資格は、「コンテスト当日20歳未満で大学教育(または、それに類するもの)を受けていないもの」とされており、各国6名まで参加できる。参加者は1日4時間半、各3問の筆記試験を2日間に渡り取り組み、その得点合計でメダルを競う。
 第1回大会は、1959年にルーマニアにおいて、ハンガリー、ブルガリア、ポーランド、旧チェコスロバキア、旧東ドイツ、旧ソ連を招待して開催された。その後、1980年を除き毎年7月に開催されている。

◆日本数学オリンピック(JMO=Japan Mathematical Olympiad)について

 日本における国際数学オリンピック(IMO)への派遣事業は1988年から企画され、1989年には委員2名が第30回西ドイツ大会を視察し、翌年の第31回北京大会において初めて日本はIMOへ参加した。当初、事業の運営母体は任意団体であり、有志の寄付によって運営を行っていた。その後、元協栄生命保険株式会社の故川井三郎名誉会長の寄付及び富士通株式会社、元協栄生命保険株式会社、株式会社アイネスの寄付を基金として、1991年3月に文部省(現在の文部科学省)所管の財団として、財団法人数学オリンピック財団が設立され、IMO日本代表選手を選抜し派遣事業を行ってきた。
 財団は2013年4月から内閣府所管の公益財団法人数学オリンピック財団となり、現在、この財団により日本数学オリンピック(JMO)が実施され、毎年、IMOへの日本代表選手を選抜している。また、2003年に第44回国際数学オリンピックが東京で開催されたのを契機に、中学生以下を対象とした日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)が実施されており、若年層の関心とレベルアップを図るとともに、2025年度より、女子を対象として日本女子数学オリンピック(JGMO)が実施されており、女子の振興も図っている。

お問合せ先

文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課

德永、髙島
電話番号:03-6734-4191

公益財団法人数学オリンピック財団

本多
電話:03-5272-9790 
ホームページ:https://www.imojp.org/

(科学技術・学術政策局人材政策課)