「ヒトES細胞の使用に関する指針」及び「ヒトiPS細胞又はヒト組織幹細胞からの生殖細胞の作成を行う研究に関する指針」等の改正に関するパブリック・コメント(意見公募手続)を実施します

令和7年8月22日

この度、「ヒトES細胞の使用に関する指針」、「ヒトiPS細胞又はヒト組織幹細胞からの生殖細胞の作成を行う研究に関する指針」、「ヒトES細胞の樹立に関する指針」及び「ヒトES細胞の分配機関に関する指針」の改正に関するパブリック・コメントを実施しますので、お知らせします。

1.趣旨

 近年、ヒト生殖細胞を用いることなく、ヒトES細胞やヒトiPS細胞等からヒト胚に類似した構造物である「ヒト胚モデル」を作成する研究が世界的に行われていることを踏まえ、総合科学技術・イノベーション会議 生命倫理専門調査会において、「ヒト胚モデルの取扱いについて(中間まとめ)」(令和6年11月7日 生命倫理専門調査会。以下「ヒト胚モデル報告書」という。)が取りまとめられました。ヒト胚モデル報告書は、関係省庁が関連する指針を見直すことで、ヒト胚モデルの取扱いについて明確化等することを求めています。
 これを受けて、文部科学省では、ヒト胚モデル報告書に示された見解を踏まえ、ヒトES細胞からヒト胚モデルを作成する研究に関しては、「ヒトES細胞の使用に関する指針」(平成31年文部科学省告示第68号)(以下「ES 細胞使用指針」という。)、ヒトiPS細胞等(ES細胞を除くヒト幹細胞)からヒト胚モデルを作成する研究に関しては、「ヒトiPS細胞又はヒト組織幹細胞からの生殖細胞の作成を行う研究に関する指針」(平成22年文部科学省告示第88号)について所要の改正を行うこととしました。また、ES細胞使用指針の改正に合わせて、「ヒトES細胞の樹立に関する指針」(平成31年文部科学省・厚生労働省告示第4号)及び「ヒトES細胞の分配機関に関する指針」(平成31年文部科学省告示第69号)について所要の改正を行うこととしました。
 ついては、これらの指針の改正に関して、下記の実施期間及び対象となる資料のとおり、パブリック・コメントを実施します。
 

2.実施期間

 令和7年8月22日~令和7年9月20日

 

3.対象となる資料(掲載先URL)

お問合せ先

<担当> 研究振興局ライフサイエンス課 生命倫理・安全対策室
 橋本、宮島、中村
 電話: 03-5253-4111(内線4108)