令和7年7月1日
1.受入れ支援の概要について
令和7年6月13日に”J-RISE Initiative~Japan Research & Innovation for Scientific Excellence~”が内閣府より公表されました。
本イニシアティブは、海外在住の日本人も含めた優秀な海外研究者等の戦略的な招へい等に向けて、関係府省の施策を総動員して各種取組を強力に推進することで、日本の研究環境の抜本的な改善につなげ、日本が、「研究者にとって世界で最も魅力的な国」となることを目指すものです。
本イニシアティブ推進の主な方向性として、優秀な研究者等を世界水準の処遇で招へいするため、緊急的に大学ファンドの活用を行うこととしておりましたが、このたび、海外から優秀な若手研究者・博士課程学生の受入れを進める日本トップレベルの大学に対し、令和7年度からの3年間で総額33億円を大学に助成することとしました。
2.受入れ支援の今後のスケジュールについて
準備が整い次第、本支援に関する公募を開始し、本年9月中を目途に支援大学を決定する予定です。
3.国際卓越研究大学法に基づく基本方針の改訂について
令和7年6月30日付で、国際卓越研究大学法に基づく「国際卓越研究大学の研究及び研究成果の活用のための体制の強化の推進に関する基本的な方針」(令和4年11月15日文部科学大臣決定、令和6年6月14日改訂)を改訂しました。
改訂前の基本方針においては、大学ファンドの運用益は、国際卓越研究大学への支援と博士課程学生への支援に活用することとされていましたが、今般、それに加え、本イニシアティブに基づき、令和7年度秋の新学期等も見据え可能な限り早期に海外からの優秀な若手研究者等の呼び込みに取り組む大学に対して、令和7年度からの3年間で緊急的に大学ファンドによる支援を行うこととし、必要な改訂を実施したものです。