試験研究炉における核拡散抵抗性の向上に関する米国エネルギー省との協力について

令和6年4月26日

 4月25日、増子宏文部科学審議官とジル・ルビー米国エネルギー省国家核安全保障庁長官は会談を行い、米国エネルギー省が進める核不拡散・核セキュリティに関する取組(Pro-X)への協力を日米が連携して進めること、その中で、もんじゅサイトにおける新試験研究炉の設計段階において、核拡散抵抗性の向上のための協力を進めることに合意しました。

 Pro-X(Proliferation Resistance Optimization)とは、試験研究炉の設計段階から核拡散抵抗性の概念を導入することを目的として、米国エネルギー省国家核安全保障庁が2019年から開始した取組です。
 4月25日、増子宏文部科学審議官とジル・ルビー米国エネルギー省国家核安全保障庁長官は会談を行い、日米が連携してPro-Xへの協力を進めることに合意しました。
 その中で、日本原子力研究開発機構(JAEA)が計画を進め、教育、訓練及び研究用に広く活用されることが期待される、もんじゅサイトにおける新しい試験研究炉の設計段階において、本取組に関する協力を進めること、また、アジア地域を含む新興原子力国における研究炉の核拡散抵抗性を高めるための取組を進めることで一致しました。
 文部科学省としては、両国共通の目標である核不拡散・核セキュリティの向上に向けて、本取組を着実に推進していきます。

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      研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当)
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(研究開発局研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当))