日本原子力研究開発機構材料試験炉臨界実験装置における高濃縮ウラン燃料の米国への返還が完了しました

令和6年4月11日

 日本原子力研究開発機構(JAEA)材料試験炉臨界実験装置(JMTRC)の高濃縮ウラン燃料の米国への返還が完了したことから、4月10日の岸田総理大臣と米国バイデン大統領との日米首脳会談における成果文書において、その進展を歓迎するとともに、引き続き、日米が連携して協力を推進することを確認しました。

JAEA材料試験炉臨界実験装置(JMTRC)は、材料試験炉(JMTR)の運転に必要な炉心特性を実験的に求めることを目的として建設された臨界実験装置です。
JMTRCの高濃縮ウラン燃料は、世界規模での高濃縮ウランの保有量の最小化の取組に貢献するために、米国に返還することが決定されていました。
この度、日米両国の協力の下、昨年12月に同返還が完了したことから、4月10日の岸田総理大臣と米国バイデン大統領との日米首脳会談における成果文書において、その進展を歓迎し、引き続き、世界の核不拡散・核セキュリティ強化に向けて、協力を推進することを確認しました。

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