「世界の記憶」国内案件に関する審査委員会(令和5年度第2回)を開催します

令和5年6月15日

「世界の記憶」国内案件に関する審査委員会(令和5年度第2回)を開催いたしますので、お知らせいたします。

(1)日時

令和5年6月20日(火曜日)10時00分~12時00分

(2)開催形式

Web会議による開催を予定

(3)議題

1.「世界の記憶」国際登録2022-2023サイクルにおける登録案件について
2.「世界の記憶」地域登録2023サイクルにおける国内公募の結果について
3.次期国際登録にかかる国内公募について
4.次期国際登録にかかる審査の進め方について
5.その他
※議題については変更となる可能性がございます。

(4)傍聴について

・会議の様子は、事前に登録された方を対象に、YouTubeでの配信を予定しております。
・会議の傍聴を希望される方は、令和5年6月19日(月曜日)18時00分までに、下記オンラインフォームより申し込みを行ってください。
・傍聴登録フォーム:「世界の記憶」国内案件に関する審査委員会(令和5年度第2回) 傍聴申込フォーム
・傍聴用のYouTubeリンク等は、申し込みいただいた御連絡先にお送りいたします。
・議題のうち、一部は非公開を予定しております。非公開の議題の審議になりましたら、YouTubeでの配信は終了いたします。

(5)出席者

(委員)
島谷弘幸委員長、芳賀満委員長代理、松田陽委員長代理、安形麻理委員、井上由里子委員、井上洋一委員、鎌田薫委員、坂田和光委員、季武嘉也委員、本郷恵子委員
(事務局)
岡村直子国際統括官、匂坂克久国際交渉分析官、白井俊国際戦略企画官、八田聡史ユネスコ協力官、保坂裕興技術参与、その他関係官

(6)議事

【島谷委員長】  本日は御多忙のところ、皆様お集まりいただき、ありがとうございます。定刻となりましたので、ただいまより令和5年度第2回「世界の記憶」国内案件に関する審査委員会を開催いたします。
 なお、「世界の記憶」国内案件に関する審査委員会運営規則第5条第1号及び第2号に基づき、本日の会議のうち、次の国際登録の審査に係る部分については、審査の公平性に影響が及ぶ可能性があることから、非公開とさせていただきます。それまでの部分は、オンラインで公開しております。
 まず、事務局より、定足数の確認と事務連絡をいたします。
【八田協力官】  おはようございます。
 現在、出席の委員が9名で、全委員の過半数ですので、定足数を満たしてございます。
 なお、御出席の委員におかれましては、カメラをオンにしていただき、御発言時以外はマイクをミュートにしていただきますよう、お願いいたします。
 また、委員の皆様方には、お手数ですが、御発言いただく際にはお名前を御発言いただくよう、よろしくお願いいたします。
【島谷委員長】  どうもありがとうございました。
 それでは、ただいまより令和5年度第2回「世界の記憶」国内案件に関する審査委員会を開催いたします。
 最初の議題1でございますが、「世界の記憶」国際登録2022から2023サイクルの登録案件につきまして、説明をしていただきます。よろしくお願いいたします。
【白井企画官】  それでは、資料2-1を御覧ください。
 2021年11月ですけれども、我が国からユネスコに申請していた案件でございます、「智証大師円珍関係文書典籍-日本・中国の文化交流史-」について、5月24日にユネスコの執行委員会での登録が決定されました。
 同じく、今回、我が国から申請しておりました、「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書(大蔵経)」については、今回、登録に至らなかったということでございます。
 資料2-2になりますけれども、今回の執行委員会で決定されたものを含めた国際登録の案件一覧表ということになります。これは、一挙に整理をしたものですけれども、これをもう一回、構造的に少し整理したものをこれから作っていきたいと考えてございます。
 今回、資料1にございますけれども、この登録をもちまして、ユネスコからは国際登録が494件、公表されています。そのうち、我が国からは国際登録8件、地域登録が1件ということになっている状況でございます。
 こちらからの報告は以上でございます。
【島谷委員長】  ありがとうございました。
 御質問、御意見の時間については、次の議題2と合わせて設けることといたします。
 では、引き続き、議題の2「世界の記憶」地域登録2023サイクルにおける国内公募の結果についてに移らせていただきます。
 これも事務局から説明をお願いいたします。
【白井企画官】  「世界の記憶」地域登録でございますけれども、本年4月26日から6月15日の間で公募を実施してまいりました。
 この申請件数については、0件ということでございましたので、ここに御報告いたします。
【島谷委員長】  ありがとうございました。
 議題の1と合わせまして、事務局からの説明を踏まえて、御質問、御意見がございましたら、挙手をお願いいたします。よろしくお願いいたします。
 芳賀先生、よろしくお願いします。
【芳賀委員】  特にMOWCAP、アジア太平洋地域登録のほうに日本からの申請がゼロということもありまして、お願いしたいのですが、プール制度というものはつくっていただけないでしょうか。今までもそういった意見は何回も出されたと思います。
 以上です。
【島谷委員長】  ありがとうございます。
 申請に当たってのプール制度はどうかという意見ですが、事務局、検討の余地はございますでしょうか。
【白井企画官】  芳賀先生、ありがとうございます。
 現状としては、申請者の側では国際登録の御希望がいずれも強い方がほとんどという状況でございます。
 ただ、例えば、世界遺産に利用できるような暫定リストなど、いろいろな仕組みがございますので、そこについては、また我々でもよく研究しながら、この審査委員会でも相談させていただきながら、検討していきたいと思っております。ありがとうございます。
【島谷委員長】  ほかにいかがでしょうか。
 今、事務局からお話がありましたように、やはり申請者は国際登録のほうに集中しておりまして、国際も地域登録も「世界の記憶」という意味では全く同じなんですが、どうも響きの問題で、そちらに集中しがちである。これは、もう少し広報に力を入れなければいけないところがあるかなと思いますが、先生方、ほかに何か御意見がありましたら。
 芳賀先生、お願いします。
【芳賀委員】  地域登録のみを意図したのではなくて、国際登録も合わせてのお願いです。例えば今回、日本からの国際登録申請案件の1つが落ちたことの理由は、どうも時間が足りなかったからのようですが、それも合わせて考えると、事前にいろいろなものを整理しておく、時間を十分取る、そのためにもプール制度は有効かと思います。
 この間、私はモンゴルの大会にも参加しましたが、モンゴルにもプール制度はあるそうです。そういう国は他にもあります。
 以上です。
【島谷委員長】  失礼いたしました。
 大体2年サイクルにおきまして、同じように「世界の記憶」募集があるわけなんですが、やはり申請者としては、申請があってから準備するということが往々にしてあるようでございます。これは、他と同じようにはなりませんけれども、科学研究費が毎年毎年同じ時期にあるんですが、研究者の方は忙しいということもありまして、毎年バタバタしてしまうというところがあります。何らかの形でプール制度のようなものが実現できればいいかなという、これは委員長としてというよりも個人的な意見でございますので、事務局と、また検討していきたいと思っております。
 芳賀先生、貴重な意見をありがとうございます。
 続いて、何か御意見ございますでしょうか。ほかに御意見はよろしいでしょうか。
 ありがとうございました。
 それでは、続いて、議題3になりますが、次期国際登録に係る国内公募についてに移らせていただきます。
 以降については、審査の公平性に影響が及ぶ可能性があることから、非公開とさせていただきます。
 これにて委員会のYouTube配信は終わります。短時間になりましたけれども、御視聴ありがとうございました。
 YouTubeでの配信を停止するのに若干時間がかかりますので、しばらくお待ちください。
 どうもありがとうございました。

議題2の終了後、「世界の記憶」(国際登録)に係る国内公募や国内案件の審査の進め方等について審議が行われた。

配布資料

お問合せ先

文部科学省国際統括官付企画係

電話:03-5253-4111(3401)

Get ADOBE READER

PDF形式のファイルを御覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要な場合があります。
Adobe Acrobat Readerは開発元のWebページにて、無償でダウンロード可能です。