日本原子力研究開発機構のバックエンド対策に関する国際的なレビューの実施結果について

　日本原子力研究開発機構のバックエンド対策について、IAEAによる国際的なレビュー「ARTEMISレビュー」の結果が公開されましたのでお知らせします。　

 

経緯・目的

　文部科学省及び日本原子力研究開発機構（以下「原子力機構」）は原子力機構のバックエンド対策（施設の解体、廃棄物の処理処分等）やこれらの対策に必要となる費用の試算精度の向上に関する助言を受けることを目的として、令和元年5月にIAEAに国際的なレビュー（以下、「ARTEMISレビュー」）を依頼し、準備を進め、本年4月12～22日にARTEMISレビューチームによるレビューを受けました。
　今般、IAEAにより、本レビューについてプレスリリースが行われるとともに、レビューの報告書が取りまとめられ、公開されましたので、お知らせします。

＜参考＞IAEA ARTEMIS(アルテミス)レビューの概要

平成26年（2014年）からIAEAでは加盟国の要請に基づき、廃止措置に関する国際的なレビュー「ARTEMIS（Integrated Review service for Radioactive Waste and Spent Fuel Management, Decommissioning and Remediation）」（放射性廃棄物、使用済燃料管理、廃炉、除染に関する総合的レビューサービス）を提供しています。
加盟国からの要請に基づき、IAEA加盟国から派遣される専門家によるレビュー会合を実施しています。これまで日本を含めて11か国でレビューを実施しています。

 

調査結果の概要

ARTEMISレビューチームは、原子力機構が将来にわたる廃止措置の方向性を確立するとともに、直面している課題もはっきり示したロードマップを作成したことを評価しました。また、原子力機構の廃止措置について、更なる改善のための提言と助言を取りまとめました。
報告書の詳細については、以下のリンクより御覧ください。また、報告書のエクゼクティブサマリーと提言と助言について、仮訳を作成しました。