令和元年9月5日
第3期中期目標期間における指定国立大学法人の追加指定を行いましたので、お知らせします。
我が国の大学における教育研究水準の向上とイノベーション創出を図るため、文部科学大臣は、世界最高水準の教育研究活動の展開が相当程度見込まれる国立大学法人を指定国立大学法人として指定することができることとされています。(別紙1)指定国立大学法人に関しては、その研究成果を活用する事業者への出資等が認められています。
指定国立大学法人は、国内の競争環境の枠組みから出て、国際的な競争環境の中で、世界の有力大学と伍していくことを求められ、社会や経済の発展に貢献する取組の具体的成果を積極的に発信し、国立大学改革の推進役としての役割を果たすことが期待されます。
第3期中期目標期間の指定に関する公募は、平成28年11月30日から平成29年3月31日まで行い、7法人から申請がありました。
文部科学大臣は、外国人を含む外部有識者からなる委員会(「国立大学法人評価委員会 国立大学法人分科会指定国立大学法人部会」(別紙2))の意見を聞いた上で、平成29年6月30日付けで、以下の3法人を指定国立大学法人として指定しました。
また、以下の4法人については、将来の指定に向けた「指定候補」とし、指定国立大学法人部会での意見や指摘等を伝えた上で、それぞれの構想の更なる充実・高度化を図るように要請し、条件が整った場合に指定を行うこととしました。
指定候補のうち、以下の3法人から構想の充実・高度化に関する資料が提出され、指定国立大学法人部会の意見等を踏まえた構想の充実・高度化が図られていることを確認したことから、平成30年3月20日付け、10月23日付けで、指定国立大学法人として指定しました。
【審査経過】
平成28年
11月30日 公募開始
平成29年
3月31日 各大学からの申請〆切
5月29日から6月2日 指定国立大学法人部会によるヒアリング審査及び現地視察
6月23日 指定国立大学法人部会の審査を終了
6月30日 文部科学大臣による指定(3法人)、
指定候補(4法人)へ構想の充実・
高度化の要請
平成30年
3月20日 構想の充実・高度化を確認し、文部科学大臣による指定(2法人)
10月23日 構想の充実・高度化を確認し、文部科学大臣による指定(1法人)
指定候補のうち、国立大学法人一橋大学から構想の充実・高度化に関する資料が提出され、指定国立大学法人部会の意見等を踏まえた構想の充実・高度化が図られていることを確認したことから、令和元年9月5日付けで、指定国立大学法人として指定しました。
指定理由は以下のとおりです。
大学名 |
理由 |
一橋大学 |
我が国の人文社会科学分野において教育研究の卓越性を誇る大学であり、自らの強みと弱みを的確に分析した上で、戦略的重点化領域(「経済学」、「経営学」、「会計学・ファイナンス」、「政治学・国際関係」)を設定し、新規教員を重点的に配置するなど、研究力強化のための具体的な戦略が策定されている。 |
※ 指定国立大学法人の構想内容(別紙2)の詳細については、国立大学法人一橋大学の担当までお問い合わせください。
電話:03-5253-4111(内線2002)
電話:042-580-8032
高等教育局国立大学法人支援課国立大学戦略室