国際地学オリンピック参加生徒の成績について

令和元年9月2日

文部科学省では、国立研究開発法人科学技術振興機構を通じて、国際的な科学技術コンテストに参加する若者を支援する事業を実施しております。
この度、韓国(大邱(テグ))で開催された「第13回国際地学オリンピック」に参加した生徒全員が、金メダルを獲得したとの連絡を受けましたので、報告いたします。(共同発表:NPO法人地学オリンピック日本委員会)

1.受賞状況

金メダル4名
生徒全員が金メダルを獲得したことは、過去最高の成績です。

2.参加者

4名の高校生(他に1名を特別派遣*)
  *ゲスト参加であり国際大会における表彰対象とはならない。国内予選の金賞受賞者より選抜。

3.受賞者詳細

大野(おおの)浩輝(こうき)さん     筑波大学附属駒場高等学校(東京都)2年(16歳)   金メダル
寺西(てらにし)雅貴(まさき)さん   灘高等学校(兵庫県)3年(17歳)             金メダル
中尾(なかお)俊介(しゅんすけ)さん 洛星高等学校(京都府)3年(18歳)           金メダル
山野(やまの)元暉(もとき)さん    灘高等学校(兵庫県)3年(18歳)             金メダル

(年齢は本大会終了時点のもの)
※2019年の国際地理オリンピックで中尾さんは銅メダルを獲得。

4.参加国数/人数

43か国・地域 /163名

5.場所/期間

韓国(大邱(テグ))/令和元年8月26日(月曜日)~9月3日(火曜日)

6.派遣機関

NPO法人地学オリンピック日本委員会

 

参考資料

◆大会概要

・国際地学オリンピックは、2007年に韓国にて第1回大会が開催された。
・2019年の韓国大会は、第13回目。
・日本は、2008年から参加を開始し、毎年4名の生徒を日本代表として派遣。本年は12回目の参加。
・昨年のタイ大会は、38か国・地域から139名の生徒が参加し、日本は金メダル3名、銀メダル1名であった。
・本年は、43か国・地域から163名の生徒が参加し、日本は金メダル4名であった。

◆日本代表団の日程

8月26日(月曜日)成田出発、大邱(テグ)到着
     27日(火曜日)開会式
     28日(水曜日)施設見学
     29日(木曜日)筆記試験
     30日(金曜日)実技試験
     31日(土曜日)国際協力野外調査(ITFI:成績対象外)
9月  1日(日曜日)ITFIおよびESPプレゼンテーション(成績対象外)
       2日(月曜日)表彰式
       3日(火曜日)大邱(テグ)出発、成田着

◆参加生徒

大野(おおの)浩輝(こうき)さん     筑波大学附属駒場高等学校(東京都)2年(16歳)  金メダル
寺西(てらにし)雅貴(まさき)さん   灘高等学校(兵庫県)3年(17歳)             金メダル
中尾(なかお)俊介(しゅんすけ)さん 洛星高等学校(京都府)3年(18歳)           金メダル
山野(やまの)元暉(もとき)さん    灘高等学校(兵庫県)3年(18歳)             金メダル
                                   
(特別派遣)
山田(やまだ)耀(あきら)さん      筑波大学附属駒場高等学校(東京都)3年(17歳)  金メダル相当

 (年齢は本大会終了時点のもの)
※2019年の国際物理オリンピックで山田さんは銀メダルを獲得。

◆国際地学オリンピックにおける過去3年間の日本代表の成績

2016年(第10回 日本大会)
            金メダル3名、銀メダル1名(参加規模:26か国・地域、100名)
2017年(第11回 フランス大会)
             金メダル2名、銀メダル2名(参加規模:29か国・地域、108名)
2018年(第12回 タイ大会)
      金メダル3名、銀メダル1名(参加規模:38か国・地域、139名)

◆国際地学オリンピック(IESO=International Earth Science Olympiad)について

国際地学オリンピック(International Earth Science Olympiad; IESO)は、国際地質科学連合(IUGS)の下部組織が支援するInternational Geoscience Education Organization(IGEO)の主要活動として創設された、高校生のための地学の国際大会である。
2007年に第1回大会が韓国で開催され、以降毎年開催されている。
大会は、地学分野に秀でた生徒の発掘と地学学習の促進、ならびに地学および地学教育における国際交流・協力の促進を主な目的としている。
成績優秀者には、金メダル(参加者の約10%)、銀メダル(同20%)、銅メダル(同30%)が与えられる。

◆日本地学オリンピックについて

日本地学オリンピックは、地球惑星科学や宇宙惑星科学などの才能・素質のある高校生・中学生を見出すとともに、わが国の地学教育の充実・発展に寄与することを目的として、国際地学オリンピック日本委員会(2009年2月よりNPO法人地学オリンピック日本委員会に移行)が2007 年に第1回大会を開催。2008年以降、毎年4名の生徒を派遣している。
第12回日本地学オリンピックは、第14回国際地学オリンピック大会の代表選考も兼ねて、募集が2019年9月1日~11月15日、予選が12月15日、本選が2020年3月15日~17日の日程で開催される。

◆お問い合わせ先

NPO法人地学オリンピック日本委員会
電話:03-3815-5256  メール:esolympiad@yahoo.co.jp
NPO法人地学オリンピック日本委員会ホームページ

 

お問合せ先

文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課

伊藤、中島
電話番号:03-6734-4191

NPO法人地学オリンピック日本委員会 事務局

電話番号:03-3815-5256

(科学技術・学術政策局人材政策課)