学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果【速報値】について

令和2年8月28日

文部科学省では、初等中等教育における教育の情報化の実態等を把握し、関連施策の推進を図るため、「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」を実施しています。
この度、令和元年度調査結果について速報値を取りまとめましたので公表します。
なお、確定値については10月末までに公表する予定です。

1.調査概要
(1)調査項目
 ①学校におけるICT環境の整備状況
 ②教員のICT活用指導力

(2)調査対象
 ・ (1)①については、全国の公立学校(小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学校)
 ・ (1)②については、全国の公立学校の授業を担当している全教員(注)

  (注)「授業を担当している教員」とは、各教科等の授業を定期的に担当している教員をいう。授業を一時的・臨時的に担当する教員は含まない。

(3)調査基準日
  令和2年3月1日現在


2.調査結果の概要                                 
(1)学校におけるICT環境の整備状況
 ・ 教育用コンピュータ1台当たり児童生徒数              4.9人/台 (5.4人/台)
 ・ 普通教室の無線LAN整備率                        48.3%(41.0%)
  (参考)普通教室の校内LAN整備率                    91.2%(89.9%)
 ・ インターネット接続率(30Mbps以上)                   96.3%(93.9%)
  (参考)インターネット接続率(100Mbps以上)                 77.8%(70.3%)
 ・ 普通教室の大型提示装置整備率                     59.2%(52.2%)
 ・ 教員の校務用コンピュータ整備率                    122.7%(120.5%)
 ・ 統合型校務支援システム整備率                      64.3%(57.5%)
 ・ 指導者用デジタル教科書整備率                       56.4%(52.6%)
 ・ 学習者用デジタル教科書整備率                      8.2%(新規)
                              
( )内は前回調査(平成30年度)の数値
(2)教員のICT活用指導力
 ・ 教材研究・指導の準備・評価・校務などにICTを活用する能力   86.7%(86.2%)
 ・ 授業にICTを活用して指導する能力                   69.8%(69.7%)
 ・ 児童生徒のICT活用を指導する能力                   71.3%(70.2%)
 ・ 情報活用の基盤となる知識や態度について指導する能力     81.8%(80.5%)
                              
( )内は前回調査(平成30年度)の数値

個別のデータについては以下URLで閲覧できます。
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/jouhouka/kekka/1260031.htm


(初等中等教育局情報教育・外国語教育課)