令和元年8月30日
文部科学省では、初等中等教育における教育の情報化の実態等を把握し、関連施策の推進を図るため、「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」を実施しています。
平成30年度調査結果について速報値を取りまとめましたので公表します。
調査結果については、市町村ごとのICT環境整備状況をわかりやすくグラフ化し地図で示しています。今後、ICTの利活用状況等も含め様々な分析を行い、確定値として10月に公表する予定です。
1.調査概要
(1)調査項目
1学校におけるICT環境の整備状況
2教員のICT活用指導力
※ ICT(Information and Communication Technology:コンピュータやインターネットなどの情報通信技術)
(2)調査対象
・ (1)1については、全国の公立学校(小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学校)
・ (1)2については、全国の公立学校の授業を担当している全教員
ここでいう「授業を担当している教員」とは、各教科等の授業を定期的に担当している教員をいう。授業を一時的・臨時的に担当する教員は含まない。
(3)調査基準日
平成31年3月1日現在
2.調査結果の概要
( )は前回調査(平成29年度)の数値
1学校におけるICT環境の整備状況
・教育用コンピュータ1台当たり児童生徒数 5.4人/台 (5.6人/台)
・普通教室の無線LAN整備率 40.7% (34.5%)
・(参考)普通教室の校内LAN整備率 89.6% (90.2%)
・インターネット接続率(30Mbps以上) 93.4% (91.8%)
・(参考)インターネット接続率(100Mbps以上) 69.1% (63.2%)
・普通教室の大型提示装置整備率 51.2%
・教員の校務用コンピュータ整備率 120.6% (119.9%)
・統合型校務支援システム整備率 57.2% (52.5%)
2教員のICT活用指導力
・教材研究・指導の準備・評価・校務などにICTを活用する能力 86.2%
・授業にICTを活用して指導する能力 69.7%
・児童生徒のICT活用を指導する能力 70.2%
・情報活用の基盤となる知識や態度について指導する能力 80.5%
その他の主な結果は、「平成30年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(概要)〔速報値〕」のとおり。
3.調査結果
調査結果は、文部科学省及び「政府統計の総合窓口(e-Stat)」のウェブサイトに掲載。
初等中等教育局情報教育・外国語教育課