令和7年8月19日
文部科学省では、国立研究開発法人科学技術振興機構を通じて、国際的な科学技術コンテストに参加する若者を支援する事業を実施しております。このたび「第18回国際地学オリンピック(主催国:中国)」に参加した生徒全員が銀メダルを獲得したとの連絡を受けましたので、報告いたします。 また、文部科学省では、国際的な科学技術コンテストにおいて、特に優秀な成績をおさめた者等に対して文部科学大臣表彰等を行っており、このたびの成績を踏まえ、受賞者を決定しましたので、併せてお知らせします。 (共同発表:特定非営利活動法人地学オリンピック日本委員会)
銀メダル4名
(上記4名が文部科学大臣表彰を受賞する)
※金メダルは参加者の約10%、銀メダルは20%、銅メダルは約30%の割合で与えられる。
4名の高校生
石田 結寛 さん | 青森県立青森高等学校(青森県) | 3年 | 銀メダル |
酒井 伸太朗 さん | 灘高等学校(兵庫県) | 1年 | 銀メダル |
清水 玲那 さん | 神戸女学院高等学部(兵庫県) | 3年 | 銀メダル |
淵上 理音 さん | 富山県立雄峰高等学校(富山県) | 3年 | 銀メダル |
28か国・地域/110名
中国(済寧)/令和7年8月8日(金曜日)~8月16日(土曜日)
特定非営利活動法人地学オリンピック日本委員会
・国際地学オリンピックは、2007年に韓国にて第1回大会が開催。
・2025年の中国大会は、第18回目。
・日本は、2008年から参加を開始し、毎年4名の生徒を日本代表として派遣。本年は17回目の参加。
・昨年の中国・北京大会は、30か国・地域から116名の生徒が参加し、日本は金メダル2名、銀メダル2名受賞。
・本年の中国・済寧大会は、28か国・地域から110名の生徒が参加し、日本は銀メダル4名受賞。
8月8日(金曜日) | 開会式 |
8月9日(土曜日) | 地球システムプロジェクト(ESP:成績対象外)準備 |
8月10日(日曜日) | 地球システムプロジェクト(ESP:成績対象外)準備・発表 |
8月11日(月曜日) | 筆記(理論)試験 |
8月12日(火曜日) | 筆記(実技)試験 |
8月13日(水曜日) | 国際協力野外調査(ITFI:成績対象外)現地調査 |
8月14日(木曜日) | 国際協力野外調査 発表準備 |
8月15日(金曜日) | 国際協力野外調査 発表 |
8月16日(土曜日) | 閉会式 |
※ESP:国際チームによる地球システムに関する調査とポスタープレゼンテーション
※ITFI:国際チームによる野外調査とその成果のプレゼンテーション
2022年(第15回イタリア大会(オンライン開催))
金メダル1名、銀メダル2名、銅メダル1名(参加規模:34か国・地域、204名)
2023年(第16回大会(オンライン開催))
銀メダル4名(参加規模:32か国・地域、172名)
2024年(第17回中国・北京大会)
金メダル2名、銀メダル2名(参加規模:30か国・地域、116名)
国際地学オリンピック(International Earth Science Olympiad; IESO)は、国際地質科学連合(IUGS)の下部組織が支援するInternational Geoscience Education Organization (IGEO) の主要活動として創設された、高校生のための地学の国際大会である。2007年に第1回大会が韓国で開催され、以降、コロナ禍で中止となった2020年を除いて毎年開催されている。大会は、地学分野に秀でた生徒の発掘と地学学習の促進、ならびに地学および地学教育における国際交流・協力の促進を主な目的としている。
日本地学オリンピックは、地球惑星科学や宇宙惑星科学などの才能・素質のある高校生・中学生を見出すとともに、わが国の地学教育の充実・発展に寄与することを目的として、国際地学オリンピック日本委員会(2009年2月よりNPO法人地学オリンピック日本委員会に移行)が2007年に第1回大会を開催。2008年以降、毎年4名の生徒を派遣している。
第18回日本地学オリンピックは、第19回国際地学オリンピック大会(開催予定国:イタリア)の代表選考も兼ねて、募集が2025年9月1日(月曜日)~11月15日(土曜日)、一次予選が12月21日(日曜日)、二次予選が2026年1月25日(日曜日)、本選が3月15日(日曜日)~3月17日(火曜日)の日程で開催される。
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