令和7年8月4日
文部科学省では、国立研究開発法人科学技術振興機構を通じて、国際的な科学技術コンテストに参加する若者を支援する事業を実施しています。このたび、「第21回国際地理オリンピック(主催国:タイ)」に参加した生徒が、銀メダルを獲得したとの連絡を受けましたので、報告いたします。 また、文部科学省では、国際的な科学技術コンテストにおいて、特に優秀な成績をおさめた者等に対して文部科学大臣表彰等を行っており、このたびの成績を踏まえ、受賞者を決定しましたので併せてお知らせします。 (共同発表:国際地理オリンピック日本委員会)
銀メダル1名
※全参加者の約半数にメダルが与えられ、メダル受賞者のうち金、銀、銅の割合は、およそ1:2:3となる。
4名の高校生
◎井上 遥斗 さん | 灘高等学校(兵庫県) | 3年 | 銀メダル |
○佐藤 大智 さん | 広島大学附属福山高等学校(広島県) | 3年 | |
○日髙 洸城 さん | 宮崎県立宮崎西高等学校(宮崎県) | 3年 | |
○山中 公裕 さん | ラ・サール高等学校(鹿児島県) | 3年 |
(文部科学大臣表彰受賞者を◎、文部科学大臣特別賞受賞者を○で示す)
47か国・地域/179名
タイ(バンコク)/令和7年7月27日(日曜日)~7月31日(木曜日)
国際地理オリンピック日本委員会
・国際地理オリンピックは、1965年、エストニアの大学生が企画した「環バルト海地理競技会」をルーツとする。第1回大会は1996年にオランダで5か国が参加して開催。
・2025年のタイ大会は、第21回目。
・地理オリンピックは出題、解答を含め、進行すべてが英語のみで行われる。
・日本は、2008年から参加を開始し、毎年4名の選手を派遣。本年は15回目の参加。
・昨年のアイルランド大会は、46か国・地域から183名の生徒が参加し、銅メダル2名受賞。
・本年のタイ大会は、47か国・地域から179名の生徒が参加し、銀メダル1名受賞。
7月27日(日曜日) | 開会式、WRT(ライティングテスト・筆記試験) |
7月28日(月曜日) | FWE(フィールドワークエクセサイズ) |
7月29日(火曜日) | MMT(マルチメディアテスト)、ポスタープレゼンテーション |
7月30日(水曜日) | エクスカーション1、文化交流会 |
7月31日(木曜日) | エクスカーション2 、閉会式 |
2022年(第18回 フランス・パリ大会(オンライン開催))
銀メダル1名、銅メダル2名(参加規模:54か国・地域、209名)
2023年(第19回 インドネシア・バンドン大会)
銀メダル1名、銅メダル2名(参加規模:45か国・地域、177名)
2024年(第20回 アイルランド・ダブリン大会)
銅メダル2名(参加規模:46か国・地域、183名)
国際地理オリンピックは、1965年、エストニアの大学生が企画した「環バルト海地理競技会」をルーツとし、各国の地理学を学ぶ学生が集まり、共同で問題を作成し地理教育の未来を語り合った。その後、1994年に行われたIGU(国際地理学連合)の総会で、ポーランドとオランダの委員が、「国際地理オリンピック」の実施を提案し、1996年にオランダで5か国が参加して第1回が開催された。
次回の第20回科学地理オリンピック日本選手権および第22回国際地理オリンピック(2026年トルコ(イスタンブール)で開催予定)の日本代表選抜大会は以下のとおり開催予定。
・第1次選抜試験 2025年12月13日(土曜日)オンラインで実施。
内容はマルチメディアテスト。問題の約2割は英語による出題で、紙媒体の辞書のみ持ち込み可能。
・第2次選抜試験 2026年2月15日(日曜日)全国9会場を予定。
内容は地図・資料などの読解を中心にした記述式テスト。問題の約2割は英語による出題で、辞書については第1次選抜試験と同様。
・第3次選抜試験 2026年3月7日(土曜日)~8日(日曜日)関東地方で実施予定。
内容はフィールドワークエクセサイズで、フィールドワークをもとにした筆記・作図などの試験。問題の約2割は英語による出題で、辞書については第1次選抜試験と同様。
各内容の形式は、国際地理オリンピックでのテスト形式に沿ったものになっています。募集期間は、2025年9月1日(月曜日)~11月15日(土曜日)。詳細は国際地理オリンピックのホームページ(https://japan-igeo.com/)参照。
德永、森澤
電話番号:03-6734-4191(代表)
井田、滝沢
電話番号:03-3815-1912