「大学発医療系スタートアップ支援プログラム」の医療系スタートアップ支援拠点の決定について

1．事業の概要

　本事業は、柔軟かつ機動的な支援が可能な基金を活用して、大学発医療系スタートアップ起業にかかる専門的見地からの伴走支援や非臨床研究等に必要な費用の支援、医療ニーズを捉えて起業を目指す若手人材の発掘・育成を実施するものです。事業の実施に当たっては、医薬品等の実用化支援についてノウハウと実績のある橋渡し研究支援機関（文部科学大臣認定）から選抜した医療系スタートアップ支援拠点を通じて、医療イノベーションの源である大学発医療系スタートアップの支援を行い、大学等の優れた研究シーズを活用した革新的な医薬品・医療機器等の実用化を推進します。
　今般、医療系スタートアップ支援拠点について公募を実施し、橋渡し研究支援機関より10件の応募がありました。公募締め切り後、日本医療研究開発機構（AMED）の下に設置された審査委員会において書面審査とヒアリング審査選考を実施し、その選定結果に基づき、AMEDにおいて採択を行いました。

2．選定結果

No.	課題名	代表機関
1	総合知を新医療へ、九州・沖縄・西日本を挙げてアジアへ繋がる医療系スタートアップエコシステムの構築	国立大学法人九州大学
2	慶應義塾スタートアップ推進拠点（Keio Biomedical Accelerator ）構築による革新的医療シーズの早期社会実装と、大学発スタートアップ・エコシステムの創成	学校法人慶應義塾
3	サイエンスでがん医療の未来を創造する大学発医療系スタートアップ支援拠点	国立研究開発法人 国立がん研究センター
4	国際展開を目指した医療系スタートアップの育成拠点	国立大学法人筑波大学

　　　　※掲載の順番は代表機関の法人区分を除く名称の五十音順
 

3．今後のスケジュール

　AMEDが、順次選定された医療系スタートアップ支援拠点と契約を締結し、事業を開始する予定です。医療系スタートアップ支援拠点を通じて、起業を目指す研究者等への支援等を行ってまいります。

　〇　令和6年度橋渡し研究プログラム（大学発医療系スタートアップ支援プログラム）における医療系スタートアップ支援拠点の採択について（AMED報道発表）（※外部のウェブサイトへリンク）