国際地理オリンピック参加生徒の成績及び文部科学大臣表彰受賞者等の決定について

令和3年8月16日

文部科学省では、国立研究開発法人科学技術振興機構を通じて、国際的な科学技術コンテストに参加する若者を支援する事業を実施しております。このたび、オンラインにより開催された「第17回国際地理オリンピック(主催国:トルコ(イスタンブール))」に参加した生徒が、金メダル等全員メダルを獲得したとの連絡を受けましたので、報告いたします。
また、文部科学省では、国際的な科学技術コンテストにおいて、特に優秀な成績をおさめた者等に対して文部科学大臣表彰等を行っており、このたびの国際地理オリンピックの成績を踏まえ、受賞者を決定しましたので併せてお知らせします。
(共同発表:国際地理オリンピック日本委員会)

1.受賞状況

金メダル2名、銀メダル1名、銅メダル1名
(上記4名が文部科学大臣表彰を受賞する。)
※全参加者の約半数にメダルが与えられ、メダル受賞者のうち金、銀、銅の割合は、およそ1:2:3となる。

2.参加者

4名の高校生

3.受賞者詳細:

◎乙川(おとかわ) 文隆(ぶんりゅう)さん  新潟県立新潟高等学校(新潟県)      3年 (17歳)  金メダル
◎中森(なかもり) 遼(りょう)さん        灘高等学校(兵庫県)             3年 (17歳)  金メダル
◎片山(かたやま) 大誠(たいせい)さん   筑波大学附属駒場高等学校(東京都)  2年 (17歳)  銀メダル
◎金澤(かなざわ) 政慧(まさあき)さん    智辯学園和歌山高等学校(和歌山県)  3年 (17歳)  銅メダル
(年齢は本大会終了時点のもの)
(文部科学大臣表彰受賞者を◎、文部科学大臣特別賞受賞者を○で示す)

4.参加国数/人数

46か国・地域/182名

5.場所/期間

オンライン開催(大会主催国/都市:トルコ/イスタンブール) /令和3年8月11日(水曜日)~15日(日曜日)(日本時間)

6.派遣機関

国際地理オリンピック日本委員会

<参考資料>

◆大会概要

・国際地理オリンピックは、1965年、エストニアの大学生が企画した「環バルト海地理競技会」をルーツとする。第1回大会は1996年にオランダで5か国が参加して開催された。
・2021年のトルコ大会は、第17回目。
・日本は、2008年から参加を開始し、毎回4名の選手を派遣。本年は11回目の参加。
・昨年のトルコ大会は新型コロナウイルス感染拡大により、今年に延期された。一昨年は、44か国・地域から166名の生徒が参加し、日本は銅メダル1名受賞。
・本年は、46か国・地域から182名の生徒が参加し、日本は金メダル2名、銀メダル1名、銅メダル1名受賞。
・来年は、フランス・パリで開催される予定。
 

◆日本代表団(参加生徒)の日程

8月 11日(水曜日) 開会式・MMT(マルチメディアテスト(選択問題))
   12日(木曜日) WRT(ライティングテスト(記述問題))
   13日(金曜日) FWE(フィールドワークエクセサイズ)
   14日(土曜日) ポスタープレゼンテーション
   15日(日曜日) 閉会式・表彰式

◆参加生徒

◎乙川(おとかわ) 文隆(ぶんりゅう)さん   新潟県立新潟高等学校(新潟県)     3年 (17歳)  金メダル
◎中森(なかもり) 遼(りょう)さん         灘高等学校(兵庫県)            3年 (17歳)  金メダル
◎片山(かたやま) 大誠(たいせい)さん    筑波大学附属駒場高等学校(東京都)  2年 (17歳)  銀メダル
◎金澤(かなざわ) 政慧(まさあき)さん    智辯学園和歌山高等学校(和歌山県)  3年 (17歳)  銅メダル
(年齢は本大会終了時点のもの)
(文部科学大臣表彰受賞者を◎、文部科学大臣特別賞受賞者を○で示す)

◆国際地理オリンピックにおける過去3年間の日本代表の成績

2018年(第15回カナダ・ケベック大会)
 メダル獲得なし(参加規模:43か国・地域、167名)
2019年(第16回中国・香港大会)
 銅メダル1名(参加規模:44か国・地域、166名)
2020年(第17回トルコ・イスタンブール大会)
 新型コロナウイルス感染拡大により2021年に延期。
 

◆国際地理オリンピック(iGeo=International Geography Olympiad )について

国際地理オリンピックは、1965年、エストニアの大学生が企画した「環バルト海地理競技会」をルーツとし、各国の地理学を学ぶ学生が集まり、共同で問題を作成し地理教育の未来を語り合いました。その後、1994年に行われたIGU(国際地理学連合)の総会で、ポーランドとオランダの委員が、「国際地理オリンピック」の実施を提案し、1996年にオランダで5か国が参加して第1回が開催されました。全参加者の約半数にメダルが与えられ、メダル受賞者のうちの金、銀、銅の割合はおよそ1:2:3です。

◆次回の国内大会について

次回の第16回科学地理オリンピック日本選手権および第18回国際地理オリンピック(2022年フランス(パリ)で開催予定)の日本代表選抜大会は以下の通り開催予定です。
・第1次選抜試験 2021年12月11日(土曜日)オンラインで実施。
内容はマルチメディアテスト。問題の約2割は英語による出題で、紙媒体の辞書のみ持ち込み可能。
・第2次選抜試験 2022年2月20日(日曜日)全国9会場を予定。
内容は地図・資料などの読解を中心にした記述式テスト。問題の約2割は英語による出題で、辞書については第1次選抜試験と同様。
・第3次選抜試験 2022年3月12日(土曜日)~13日(日曜日)近畿地方で実施予定。
内容はフィールドワークエクセサイズで、フィールドワークをもとにした筆記・作図などの試験。問題の約2割は英語による出題で、辞書については第1次選抜試験と同様。
各内容の形式は、国際地理オリンピックでのテスト形式に沿ったものになっています。募集期間は、2021年9月1日(水曜日)~11月15日(月曜日)です。詳細は国際地理オリンピックのホームページ https://japan-igeo.com/ をご覧下さい。

◆参考資料に関するお問合せ先

国際地理オリンピック日本委員会/滝沢、井田
電話:03-3815-1912

お問合せ先

科学技術・学術政策局人材政策課

小田、川村、常盤
電話:03-6734-4191

国際地理オリンピック日本委員会

滝沢、井田
電話:03-3815-1912

(科学技術・学術政策局人材政策課)