独立行政法人通則法第20条第1項の規定に基づき、国立研究開発法人海洋研究開発機構理事長を任命したので、下記のとおり公表する。
記
河村 知彦(63歳)
国立大学法人東京大学執行役・副学長
令和8年4月1日~令和15年3月31日
国立研究開発法人海洋研究開発機構(以下「JAMSTEC」という。)は、我が国及び世界における海洋科学技術の中核機関として、海洋に関する先端的な研究開発、基盤的な技術開発、大学等が行う研究への協力等を総合的に実施することにより、我が国の海洋科学技術の水準の向上と発展に資することを目的としている。JAMSTECは令和8年度より新たな第5期中長期目標期間(令和8年度~14年度)に入り、複数の研究船や探査機等を保有・運用している強みを生かした海洋の調査・観測や、多様な研究開発による高水準の成果の創出及びその普及・展開等、引き続き役割を果たすことが求められている。
河村氏は、これまで水産庁東北区水産研究所(当時)、東京大学海洋研究所において研究に取り組むとともに、東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター長、大気海洋研究所長、東京大学執行役・副学長等の要職を歴任してきた。同氏は、海洋生態学、水産資源生物学の研究分野における第一人者であるばかりでなく、文部科学省科学技術・学術審議会海洋開発分科会委員をはじめとし、政府の有識者会議に参画するなど、国の政策への見識も深い。また、東日本大震災後には、被災地にあった国際沿岸海洋研究センターの復旧・再建に尽力し、震災前後をまたいだ長年にわたる海洋生態系のモニタリングや地域との連携を通じた復興支援に貢献した。東京大学大気海洋研究所の所長としては、国内唯一の大気海洋・海洋生物資源分野における共同利用・共同研究拠点のマネジメントに加え、組織改編や新たな研究プロジェクトの立ち上げの旗振り役を務めるなど、組織マネジメントをリードしてきた。さらに、令和5年からは、東京大学執行役・副学長として、大学全体のコミュニケーション機能強化・広報戦略にリーダーシップを発揮し、学生・研究者・社会の間の対話を強化するなど、研究者としてだけでなく、大学運営および社会との連携においても重要な役割を果たしてきた。
上記のとおり、同氏は、これまでの研究者としての実績と卓越したマネジメント能力からJAMSTECの理事長として相応しい能力を有しており、第5期中長期目標期間におけるJAMSTECの運営を強力にリードできる最適任者である。
以上のことから、同氏を理事長として任命するものである。
大臣官房人事課