独立行政法人国立美術館(令和8年4月1日任命分)

 独立行政法人通則法第20条第1項の規定に基づき、独立行政法人国立美術館理事長を任命したので、下記のとおり公表する。


【理事長】

1.選任された者

 田中 正之(62歳)

2.前職

 独立行政法人国立美術館理事

3.任期

 令和8年4月1日~令和13年3月31日

4.選任理由

 独立行政法人国立美術館(以下「美術館」という。)は、我が国における芸術文化の創造と発展、国民の美的感性の育成を使命とし、1. 美術振興の中心拠点として、多様な鑑賞機会の提供、美術創造活動の活性化の推進など我が国の美術振興に寄与し、2. 我が国の近・現代美術及び海外の美術のナショナルコレクションを形成・継承するとともに、3. 我が国における美術館のナショナルセンターとして美術館活動全体の活性化に寄与することが求められている。
 田中氏は、東京大学大学院在学中にニューヨーク大学への留学経験を有しており、卒業後に国立西洋美術館主任研究員、武蔵野美術大学教授等を歴任した後、令和3年4月から国立西洋美術館館長に就任し、所蔵作品の積極的な活用やオンライン発信の推進、川崎重工業株式会社とオフィシャルパートナー契約を締結し大型の寄附を実現、ファンドレイジングによる外部資金の積極的な獲得、経営企画・渉外広報室を創設し経費節減策を実施するなど、厳しい財政状況下においても巧みな手腕を発揮している。
 また、令和4年4月からは美術館本部の学芸調整役および副理事として美術館全体の運営に関与し、特に国立アートリサーチセンターの創設に際しては、各館との緊密な連携、調整等を行い、その実現に大きく貢献した。こうした実績が評価され、令和5年7月から国立美術館理事に任命され、美術館運営の執行役員としてその経営手腕を発揮してきた。
 同氏には、海外経験、大学教員や美術館の役員としての豊富な職務経験から、従来の枠組みにとらわれない柔軟かつバランスの取れたマネジメント能力や判断力を発揮することを期待している。また、美術界における知名度も高く、海外美術館との交流や国際的な情報発信、インバウンド対応などにも大きく貢献することを期待している。
 以上のことから、同氏を理事長として任命するものである。

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大臣官房人事課