国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(令和7年4月1日任命分)

独立行政法人通則法第20条第1項の規定に基づき、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構理事長を任命したので、下記のとおり公表する。


【理事長】

1.選任された者

山川 宏(59歳)(再任)

2.前職

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構理事長

3.任期

令和7年4月1日 ~ 令和10年3月31日

4.選任理由

 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」という。)は、わが国の宇宙開発利用の中核的機関であり、同分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して推進する公的機関である。これまでも宇宙基本計画等に基づき、輸送システム、人工衛星、宇宙環境利用・有人宇宙活動、宇宙科学・探査、航空科学技術等の分野における研究開発活動や、産業競争力の強化、教育支援及び国際的な取り組みを行ってきたところ。
 平成30年4月に就任した山川 宏 理事長は、京都大学宇宙圏航行システム工学分野教授としての実績や、内閣官房宇宙開発戦略本部事務局長、内閣府宇宙政策委員会委員での知見を活かしつつ、平成27年に国立研究開発法人化した宇宙航空研究開発機構の法人改革を強力に進めてきたところ。
 JAXAは、本年4月から第5期中長期目標期間を迎えるが、米国をはじめとする関係国との関係強化、宇宙戦略基金の事業運営、また、情報セキュリティの高度化や内部統制に関する意識改革、マネジメント課題への対応等を今後も継続し、加速していく必要がある。同氏は、これまでの在任期間中、上記の各取り組みを先頭に立って推し進めてきており、第5期中長期目標期間の立ち上げには、同氏の経験及び知識が不可欠であり、また、同氏を再任することによって、職員のモチベーション高く改革を推し進めることができるものと考えている。
 同氏の研究者としての知識や経験、大学や法人で管理職として培われたマネジメント能力に裏打ちされた管理手腕は余人をもって代え難いものがあり、同氏を再任することが法人の運営上、最も望ましいとの判断に至ったところである。
 以上のことから、引き続き理事長として同氏を任命するものである。

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大臣官房人事課