独立行政法人国立美術館(令和3年7月1日任命分)

 独立行政法人通則法第20条第1項の規定に基づき、独立行政法人国立美術館理事長を任命したので、下記のとおり公表する。


【理事長】

1.選任された者

逢坂 惠理子(71歳)

2.前(現)職

国立美術館国立新美術館館長

3.任期

令和3年7月1日~令和8年3月31日
 

4.選任理由

 理事長の選任に当たっては、外部の有識者からの意見、当該法人に求められる機能や役割などを総合的に判断した上で、任命権者である文部科学大臣が選任したものである。
 逢坂氏は、30年以上にわたって、複数の美術館等でキュレーター、学芸員、芸術監督等を経験したのち、横浜美術館長を務めるなど美術館の管理運営や芸術文化振興に関する高度で専門的な知識・経験を培っている。特に横浜美術館長時代には現代美術の国際展覧会において、女性初の総合ディレクターとして過去最高の入場券販売を記録するなど国際的イベントを成功に導き、国内外を問わず美術業界での評価も高い。
 また、国際的な評価の高い我が国の漫画、アニメ、ゲーム、特撮に特化した展覧会を成功させるなど、新たな日本文化の発信に大きく貢献することが期待できる。
 第5期中期目標期間においては、新たにアート・コミュニケーション推進センター(仮称)を設置するなど、我が国の美術振興の中心的拠点として「文化芸術の「多様な価値」を活力した未来づくり」に貢献することがミッションとして位置づけられており、同氏の有する実績やマネジメント能力、リーダーシップ、ビジョン、国際性、新しいものを受け入れる柔軟性は、理事長に求められる資質等に合致するものであり、加えて現職として法人内の美術館長を務めており、業務の継続性という観点も踏まえれば、同氏が当該法人の理事長に最もふさわしいと考え、今般理事長に選任したものである。

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大臣官房人事課