独立行政法人国立美術館(令和3年4月1日任命分)

 独立行政法人通則法第20条第1項の規定に基づき、独立行政法人国立美術館理事長を任命したので、下記のとおり公表する。


【理事長】

1.選任された者

柳原 正樹(68歳)(再任)

2.任期

令和3年4月1日~令和8年3月31日
 

3.選任理由

 国立美術館は、美術館を設置し、美術に関する作品、資料を収集し、保管して観覧に供するとともに、関連する調査研究及び教育普及の事業等を行うことにより、芸術文化の振興を図ることを目的とする法人である。
 平成29年4月に就任した柳原正樹理事長は、豊富な知識・経験と卓越したリーダーシップにより当法人の牽引役を果たしてきた。具体的には、美術振興の中心的拠点として魅力ある質の高い展覧会の開催や、子ども、障害者、ビジネスパーソン、外国人等の様々な対象者に向けた教育普及事業等を推進し、独立行政法人化以降最多の入館者数(平成29年度:4,907,032人)の獲得につなげた。また、平成30年4月に、「東京国立近代美術館フィルムセンター」を独立させ、映画を専門とする「国立映画アーカイブ」を設置するとともに、令和2年10月には、政府関係機関の地方移転施策に基づく、「東京国立近代美術館工芸館(通称:国立工芸館)」の石川県への移転・開館を実現させ、我が国の美術振興に大きく貢献した。
 次期中期目標期間は、日本美術及び国内美術館の更なる振興を図るための「アート・コミュニケーション推進センター(仮称)」の設置に向けた取り組みなど、ナショナルセンターとしての機能強化が大きな課題となっている。
 こうした重要課題に対応するには、美術館運営や美術振興等に関する豊富な知識や経験及び優れたマネジメント能力を有する同氏が不可欠であり、これまでの実績や能力等も踏まえ、引き続き理事長として同氏を任命するものである。
 

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大臣官房人事課