独立行政法人大学入試センター（令和3年4月1日任命分）

　独立行政法人通則法第20条第1項の規定に基づき、独立行政法人大学入試センター理事長を任命したので、下記のとおり公表する。
 

記

【理事長】

１．選任された者

山本　廣基（73歳）（再任）

２．任期

令和3年4月1日～令和8年3月31日
 

３．選任理由

　大学入試センターは、大学に入学を志願する者の高等学校段階における基礎的な学習の到達度を判定することを主たる目的として大学が共同して実施する試験（大学入学共通テスト）に関する業務等を実施している独立行政法人である。
　平成25年４月に就任した山本廣基理事長は、就任以来、これまでの職務の中で蓄積してきた豊富な知識と経験、卓越したリーダーシップにより、約50万人が一斉に受験する大学入試センター試験を安定的に実施した。また、その後継試験である大学入学共通テストの導入に向け、複数回の試行調査を実施するとともに、新型コロナウイルス感染症が拡大する中においても万全な感染症対策を講じた上で、700を超える試験場を統括し、大きな混乱なく、試験を実施している。
　次期中期目標期間は、文部科学大臣の下で開催される「大学入試のあり方に関する検討会議」の取りまとめ結果への対応や高等学校学習指導要領（平成30年告示）に対応した令和６年度実施の大学入学共通テストの準備等を着実に進めていくことが求められている。
　こうした重要課題に対処しつつ、かつ、安定的・継続的に大学入学共通テストを実施していくためには、大学入試改革に関する豊富な知識・経験に加え、大学や法人の長として培われたマネジメント能力や経営手腕を有する同氏は不可欠であり、これまでの実績や能力等も踏まえ、引き続き理事長として、同氏を任命するものである。