独立行政法人教職員支援機構(令和3年4月1日任命分)

 独立行政法人通則法第20条第1項の規定に基づき、独立行政法人教職員支援機構理事長を任命したので、下記のとおり公表する。


【理事長】

1.選任された者

荒瀬 克己(67歳)
 

2.前(現)職

国立大学法人兵庫教育大学理事(非常勤)
関西国際大学基盤教育機構教授
 

3.任期

令和3年4月1日~令和8年3月31日
 

4.選任理由

 理事長の選任に当たっては、有識者からの意見、当該法人に求められる機能や役割などを総合的に判断した上で、任命権者である文部科学大臣が選任したものである。
 荒瀬 克己氏は、平成10年4月から京都市立堀川高校教頭、平成15年4月から同校校長、平成24年には京都市教育委員会教育企画監、平成31年4月から兵庫教育大学理事を務め、教育現場や教育行政の実態に精通している。
 堀川高校在職時、独自のアイデアで「課題探求型の学習」を導入し、平成11年に「探求科」を設立した。探求科の1期生が卒業した平成14年、国公立大学への現役合格者数を前年の6人から106人に増やし「堀川の奇跡」として注目された。その後、同高校長を務め、毎年多くの現役合格者を出す等、優秀な進学実績を上げ続けており、教育現場におけるリーダーとして高いマネジメント能力を発揮し、適切に組織を運営した。
 また、関西国際大学教授として教育に関する研究に従事し、中央教育審議会初等中等教育分科会会長として、「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協同的な学びの実現~(答申)」(令和3年1月26日答申)において、今後の教職員の資質・能力の向上等についての方策の取りまとめに尽力するなど、教育政策や調査研究に関する十分な見識を持ち、我が国の初等中等教育政策に多大な貢献をした。
 これら同氏の高いマネジメント能力や教育現場や教育行政での経験、研究者としての実績等は、理事長としての資質に合致するものであり、これらを踏まえ、同氏が機構を適確に運営できる最適任者と考え、今般、理事長に選任したものである。
 

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大臣官房人事課