令和元年度大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在)

令和2年6月12日

 文部科学省では、令和2年3月大学等卒業者及び高等学校卒業者の就職状況を調査し、このほど状況を取りまとめましたので、公表いたします。なお、大学等(大学、短期大学、高等専門学校及び専修学校)の調査は厚生労働省と共同で行いました。
 取りまとめの結果、大学生の就職率は98.0%(前年同期比0.4ポイント上昇)で、調査開始以降、同時期で過去最高となりました。
 また、高校生の就職率は98.1%(前年同期比0.1ポイント減)で、10年ぶりの減少となりましたが、歴代3番目タイの高水準を維持しました。
 文部科学省は、厚生労働省及び経済産業省と連携し、大学等及び高校の就職相談員等と新卒応援ハローワークの就職支援ナビゲーター(※)との連携やキャリア教育の推進などの取組を通じた就職支援を行ってきたところです。
 未就職のまま卒業した方等に対しては、引き続き、大学等及び高校と新卒応援ハローワークが連携し、継続した支援がなされるよう、努めてまいります。

  (※)新卒者等の就職支援を専門とする職業相談員(キャリアコンサルタント等の資格保持者や企業の人事労務管理経験者等)


【就職率の概要】
(大学等)
●大学(学部)は98.0%(前年同期比0.4ポイント上昇)
●短期大学は97.0%(同1.6ポイント低下)
●大学等(大学、短期大学、高等専門学校)全体では98.0%(同0.2ポイント上昇)、大学等に専修学校(専門課程)を含めると97.8%(同0.1ポイント上昇)。

(高校)
●高校は98.1%(前年同期比0.1ポイント減)。

(同時発表:厚生労働省)

1.調査内容

1)調査委託先

設置者・地域の別等を考慮し、文部科学省・厚生労働省において抽出。

国立大学

21校

公立大学

3校

私立大学

38校

短期大学

20校

高等専門学校

10校

専修学校(専門課程)

20校

合計

112校

 

2)対象調査人数

6,250人

大学、短期大学、高等専門学校
(※)

計 5,690人

専修学校(専門課程)

560人


(※) 母集団の男女構成比から短期大学は女子学生のみ、高等専門学校は男子学生のみを抽出。

3)調査方法・内容

各大学等において、所定の調査対象学生を抽出した後、電話・面接等の方法により、性別、就職希望の有無、就職状況等につき調査を実施する。

注) なお、就職率とは就職希望者に占める就職者の割合。

4)調査時期及び発表時期

調査時期

発表時期

令和元年10月1日

11月15日

令和元年12月1日

1月17日

令和2年2月1日

3月18日

令和2年4月1日

6月12日

 

2.調査結果の主な概要

【全体の概要】
○ 大学の就職率は98.0%(前年同期比0.4ポイント上昇)。このうち国公立大学の就職率は98.2%(同0.9ポイント上昇)、私立大学は97.9%(同0.2ポイント上昇)。
○ 短期大学の就職率は、97.0%(前年同期比1.6ポイント低下)。
○ 高等専門学校及び専修学校(専門課程)の就職率は、それぞれ100%(前年同期比0.4ポイント上昇)、96.8%(同0.2ポイント上昇)。
○ 大学等(大学、短期大学、高等専門学校)を合わせた就職率は98.0%(前年同期比0.2ポイント上昇)。専修学校(専門課程)を含めると97.8%(同0.1ポイント上昇)。

○ 本調査における卒業者全体(※)に占める就職者の割合(大学のみ) 「76.5%」
(令和2年4月1日現在) 前年同時期の値は74.2%
(※) 卒業者全体には就職希望者の他、「進学希望者」、「自営業」、「家事手伝い」等を含む調査対象人員全体。

【男女別の概要】
○ 男女別では、男子大学生の就職率は97.5%(前年同期比0.2ポイント上昇)、女子は98.5%(同0.7ポイント上昇)。また、国公立大学では、男子:97.9%、女子:98.6%、私立大学では、男子:97.4%、女子:98.4%となっている。

【文系・理系別の概要】※大学のみ
○ 文系・理系別では、文系の就職率は97.8%(前年同期比0.4ポイント上昇)、理系の就職率は98.5%(同0.1ポイント上昇)となっている。

【地域別の概要】※大学のみ
○ 地域別では、中部地区の就職率が最も高く99.3%(前年同期比1.4ポイント上昇)となっている。

お問合せ先

高等教育局学生・留学生課

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